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April 30, 2006

日本語教育

mama.gif  息子がナーサリー(幼稚園)に通い始め、一学期を終えた。

この3ヶ月の間に、いろいろと新しい言葉を覚えてきた。
それ自体は喜ばしいことなのだが、どうも言葉の内容が気になる。

別に汚い言葉を使うわけではないが、
「覚えてくる言葉」 = 「自分が言われた言葉」 
だと思うので、息子の幼稚園での行動パターンが目に見えるようだ。

ちなみに彼は、唯我独尊の「オレ様」タイプである。

覚えてきた言葉の代表的なものとしては、

“It’s my turn!” 
(あーあ、おもちゃを独り占めして、他の子に貸してあげないのかな。)

“Stop pushing !” 
(おもちゃの取り合いになって他の子を突き飛ばしちゃったか。息子よ、頼むから暴力はやめてくれ。)

“Naughty boy!”
(突き飛ばされた子から返された。ごもっともです。)

“Go away!”
(そこまで言われた?お友達を失わないように、みんなと仲良く遊ぼうね。)

以前は日本語の方が分かるような気がしたが、ナーサリーに通いだしてからは英語の方が得意になったようでもある。
私が日本語で何か言っても、英語で返すことが多い。

「ナーサリーに通うようになって、せっかく覚えた日本語を使わなくなった」
と心配するお母さんも多いようだが、息子の場合はもともと言葉が遅かったので、何語でもいいから少しでも語彙が増えてくれるのは喜ばしい。

あと数年すれば、どうせゲームボーイでもねだられるだろうから(彼は3歳にしてコンピューターゲームにハマっている)その時には日本製のゲームボーイと日本語の攻略本を買い与えれば、必死で読むだろう。
それを日本語教育とすればいいかな、と思っている。

何事も、好きこそ物の上手なれ、ですから。

投稿者 lib : 09:37 PM | コメント (0)

April 27, 2006

パスポートコントロール その2

career2.gif ビザの裏書が読めないのは私のせいではない。
「何年間も出入国を繰り返し、10人以上の入国審査官がこのビザを認めています」
そう言って、私はパスポートの他のページをパラパラとめくった。

彼の顔に動揺が走る。
他のページに山ほど押されたスタンプをよく見ていなかったらしい。
「それでは、他の10人の入国審査官は、みんな判断を間違っていたのですか?」
「・・・・・・・・そうです」

これではダメだ。
イギリス人が一旦、意地を張るともう進展はない。 自分が間違ったと気づいても、持論を撤回しないからだ。
「それで、私はどうすればいいのですか?」
「クロイドンにあるホームオフィスへ行って、きちんと手続きをやり直して下さい」

はい、はい、はい、はい。 わかりました。 (はい の数がやたらと多いときは、納得していないときだ)

私はパスポートを受け取って、ユーロスターに乗った。 いつまでももめていると、駅の売店で買ったベルギー特産のチェリービールがぬるくなってしまう。

役人といえど、しょせんは万事がいい加減なイギリス人。 
私は審査官の話を真に受けて、ホームオフィスまで行き、難民と一緒に長蛇の列に並ぶような小娘ではない。

イギリスに帰ると、新旧のパスポート全ページと永久ビザが出たときの書類一式のコピーを用意した。 君たち公務員の給料のために幾ら税金を払っていると思ってるんだ、と給与明細書も添付しようかと考えたが、それは思いとどまった。

「ユーロスターの入国審査にいたスカタンが、いちゃもんをつけたので、何とかしてくれ」という内容の手紙をホームオフィス宛に書いた。

まあ、文面はそこまで露骨ではなかったけれど。

数日たって、ホームオフィスから会社に電話があった。
上品な英語を話す、感じのいい女性である。

「特別な手続きの必要はありません。 すべて合法的に整っています。 もちろん、ホームオフィスまで来る必要もありません。 担当官の勘違いでしょう」

(末端の職員にも、きちんと職務のイロハを教えとけ、このボケ!) と思ったが、思っただけで言わなかった。 当然だが。

「迅速な対応を頂き、ありがとうございます」と言って電話を切った。

「え? 手紙と電話だけで解決したの? ホームオフィスまで行かないの?」 と残念そうなのは私のボス。
「君が強制送還されたら、18歳くらいのピチピチした、優しい女の子を新しいアシスタントとして雇おうと思っていたのに」

投稿者 lib : 07:59 AM | コメント (0)

April 26, 2006

英国の入国管理局

darling.gif  ブロク「キャリアウーマン」の洋子さんも書かれているイミグレーション問題、私も痛い思いをした経験がある。

ダーリンと私は、日本で入籍した。
英国に戻る際、諸事情でダーリンが先に帰り、私が後から英国に入国した。

日本の英国大使館で発行してもらった(購入した?)りっぱなマリッジビザ。
水戸黄門のようにコレが見えないのか!!とこれさえ持っていれば怖いものなし!!と私は思い入国した。

いつも長蛇の列の入国審査。辛抱強く順番を待っていた。
順番が来てその場へ行くと、担当は女性。(コレ以後、女性の審査官に当たらないように祈っている)
渡したパスポートを見て,

「そう、結婚しているのね? それで、ダーリンは?」と質問された。

「先に戻ってきています」とわたし。

「彼は何をしているの?」

「学生です。」

「ふーん。どうやって生活して行くの?」

「ダーリンは、奨学金をもらい大学にいき、私は働きます!」

「そう。」

「それでは、あっちの部屋に行ってくれる?」

「えっ?」

「左に見える部屋よ」

「・・・・・・・・」

え!?この関所より先に行けないの??
もしかして、これは入国拒否??

頭がぐるぐるしてくる。
こ、このあと、どうなるの???
あれ、来た国に戻されるんだっけ?
それともフランスに、いやアイルランドに行けばいいのかな???
どうしよう。どうすればいいのかな??

行った部屋には、色付き人間がゴロゴロ待っているではないか。
なんか入国されない理由が分かる気がする。
そして、みんなレントゲンを撮っている。
なんで????

受付の女性が、
「最近、レントゲン撮った?」と聞くので
「ええ、去年」と答えると
ちょっと偉そうな女性が「ああ、この子はいいのよ。」という。

?????

同じ境遇のアジア人母子が待っている。

「あ、そうだ。この女性がレントゲン撮るから、あなたこの人の子供の面倒をみてくれる?」
と彼女の子供を2人も押し付けられた。
同じように見えるけどさ、私はこの子たちと同じ言語を話さないのよ。と思いつつ
ここは、同じアジア人として助け合いが必要だ。と母親が戻ってくる迄一緒にいた。
お陰で、私はパニックにならなかった。

どうもレントゲンで何か見つかったら、それを理由に送還する魂胆らしい。
それって、お腹に隠したドラッグ??を探しているの? それとも病気???

ふーむ。それで私は???

そして、複雑な思いで30分ぐらい待っただろうか、
私は誰もいなくなった入国審査のあの関所(ゲート)へ行くように言われた。

「あなたのダーリンとは話したわ。さあ、入っていいわよ。」
バーン!!とパスポートにハンコウを押してくれた。

何???なんで????

外に出ると、心配そうな顔をしたダーリンが待っていた。

泣きたいというより何があったか、狐につままれたようで、
どうも府に落ちない。

ダーリンに聞くと、私があの怪しい部屋で待たされている間、
入国審査官に呼び出され色々質問されたそうだ。

どうも我々をペーパーマリッジのカップルと疑っていたようだ。
家はもっているのか、仕事は?などなど聞かれ、
多分、その答えが私と同じだったことと、
そして、なぜだがわからないが、
その日ダーリンは、財布に500ポンド(約10万円)も持っていた。
「金は持っている」と言って審査官の目の前にそのお金をボンっと出したようだ。
このお金が効いて??私は無事入国できた。と言い張るダーリン。
本当かな??

しかし、スリも多く、いつも必要以外のお金を持たないダーリンが、
なぜその日だけそんな大金をもっていたかは、いまだに不明。

神様のご加護かしら??

今でもターミナル3の入国管理局は嫌いだ。
あの関所に向かって左にある部屋に、待って人がいると彼らの不安の気持ちが痛いほどよく分かる。

イミグレーションの審査官は、ピザを持っていても関係なく入局拒否をできる
すご〜い力をもっているそうだ。
だから、高いお金を払ってゲットしたビザを持っていても安心はできない。

友人の会社員は、いつもビシッとスーツでキメテ、入国に挑んでいるという。
彼いわく「審査官は、格好で判断するからさ」

そうか。たとえ12時間の旅でもラクラクな格好は駄目か。

しかし、みんないろいろ苦労していますよね!!
やっぱり我々は外国人なんだよなー。

 

投稿者 lib : 09:14 AM | コメント (0)

April 25, 2006

チャンピオンズリーグ

football.gif  19日、準決勝1stレグを観にハイバリーへ。

相手は初出場のスペインのビジャレアル。
アルゼンチン代表のリケルメを中心に不気味な存在である。
ホームのアーセナルはレアル・マドリー、ユベントスと撃破してきただけに
決勝進出へ向け期待はさらに高まる。

そして……
アーセナルが1-0で勝利!!

トゥーレのゴールで逃げ切った。
25日の2ndレグは引き分けでも良い為、
無失点記録更新中のアーセナルにとり決勝進出の可能性が更に高まった。
勿論1点差なので蓋を開けてみないと分からないが…。

審判のジャッジには微妙なものが幾つかあったが
これはゲームには付きものなので仕方がないのだろうか…。
プレミアリーグよりは酷くなかった気がするがヨーロッパの大会だけに
審判には上手いゲームコントロールを期待したい。


プレミアリーグの4位争いはアーセナルがホームでトッテナムと1-1で引き分けた。
これで4位以内確保がかなり厳しい条件になってしまった。
昨シーズン、リバプールはリーグ5位だったがチャンピオンズリーグは優勝、
そこで特例が適用されチャンピオンズリーグの予選から出場可能となった。
リーグ4位以内なら9月からの本戦から出場できるが
予選からだと日程もハードになりあまり強いチームとの対戦ではない為
消化試合的な感が否めない。
更にリバプールは12月には世界選手権を日本で戦った。
肉体的にも厳しいものになってしまう為本来なら4位以内を確保できれば…。

トッテナムサポーターにとっては期待のかかるところだ。
ダービッツを獲得しロビー・キーンの得点力、ミドの熱いパフォーマンス、
イングランド代表のジャーメイン・デフォー等魅力的な選手が揃っている。
熱狂的なトッテナムサポーター達にとってチャンピオンズリーグ出場は
大きな楽しみになるに違いない。

FAカップはリバプールとウエスト・ハムが決勝進出を決めた。

プレミアリーグはチェルシーがあと1ポイントで優勝が決定する。

シーズンもいよいよ終盤である。

とにかく私は火曜に行われるチャンピオンズリーグ2ndレグ、
ビジャレアルVSアーセナルを楽しみにしている。

football_25apr06_small.jpg
アーセナルVSビジャレアル。試合前の整列でも個性が出る
(写真をクリックすると拡大写真が表示されます)


投稿者 lib : 01:20 AM | コメント (0)

April 24, 2006

電話会社の仁義なき戦い 4

mama.gif  電話を切った後、少し考えたが、やはり納得できない。

どうして再接続に一週間もかかるのだ。
そんなもの、外したプラグをはめなおせば良いことではないの?と単純に思う。

プッシュすれば、もっと早くなるかもしれない。
再度電話をかけてみた。

先程と違うオペレーターが出たので事情を説明すると、

「ソーリー、マダム。私どものミステイクで、接続されていない状況になっています。」と言う。

さっきは「アップグレードのため」だったが、今度は「ミステイク」になった。
珍しくイギリス人が自らの非を認め、謝っている。
非常に有利な展開だ。

「さっき一週間かかるって言われたけど、もう少し早くなるでしょう?そちらのミスなんだから努力してよね。」

「ソーリー、マダム。○月×日です。」

「インターネットが使えない状況がどんなに不便か想像できるでしょう?メールも見られないし、仕事のオーダーが来ていても分からないじゃない。被害金額によってはあなたの会社を訴えることも考慮します。」

ありもしないビジネスをでっち上げ、同情作戦、脅し作戦などを駆使し説得を試みたが、再接続の期日は変わらない。

「どうしてもダメだっていうの。そ、それならどうして一週間もかかるのか、説明してもらおうじゃないの。」

「まず、社内の手続きに2日かかります。それからBTに連絡して、BT内の手続きに3日、そして・・・・」

ん?今、BTって言った?
嫌な予感がした。

電話を切り、血眼でブロードバンドの「使用条件」を捜し、必死で読んだ。

すると小~さな字で
「電話回線は、BTラインに限ります」
と書いてあるではないか。

すっかり忘れていたが、電話回線を新しい電話会社に変えたのだった。
インターネットが繋がらなくなったのは、それが原因だったのだ。

まずい。
馬鹿女は私ってか。

先程のオペレーターに散々文句を言ってしまった手前、今さら「間違いでした」とも言えない。
加入希望者のふりをして再び電話し確認すると、やはりBTラインが必須条件であるという。

新電話会社にもインターネットサービスはあるが、今のメールアドレスを変えたくない。
急遽、BTに連絡し電話回線を戻す旨を伝えた。
棚ぼたの顧客奪回に、喜びを隠し切れないBTオペレーターの声。

しかし悲劇は続く。
BT回線に戻るのは、○月×日より更に1週間後だと告げられた。

さすがに誰にも文句をいう気にもならず、2週間インターネット無しの生活を送る覚悟を決めた。

が、よくよく考えればダイヤルアップで繋げるのだった。
初心に戻るとはこのことだ。(何の事だ。)
時間は気になるが、何とかネット隠遁生活は送らなくてすむことができた。

後日、BTから送られてきた請求書を見ると、電話回線だけのつもりだったのに、通話契約まで移行されていた。
もうどっちでも、いいや。

投稿者 lib : 09:02 AM | コメント (0)

April 20, 2006

パスポートコントロール その1

career2.gif イギリスの入国審査は厳しいそうですね。 
何か入国時のコツといったものがありますか? と聞かれることがある。
そんなものはない。なんせ「十人十色」だからだ。 
つまり、10人の入国審査官の対応は10通りある。

「外国人を入国させるかどうかと、滞在の期間については、その日の気分によって決めること」(入国審査官のための入国ガイドライン、第16条より抜粋)みたいなマニュアルがあるに違いない。

前日の夫婦喧嘩でイライラしている担当者に当たったりすると、運が悪い。

姪がイギリスに遊びに来たので、一緒にベルギーのブルッセルとブルージュに行った。
ワッフルやムール貝を食べて、馬車や運河の観光ボートに乗り、とさんざん遊んだ。  
で、帰り道ブルッセル側でパスポートを見せる。 
姪は観光です、来週には日本に帰ります、で問題なし。ところが、私の方がひっかかった。

「あなたも観光ですか?」
「いいえ、イギリスに住んでいます。これがビザ」
とパスポートのビザのページを開いてみせる。
担当官が眉をひそめた。

無理もない。最初に貰った永久ビザは大きな収入印紙みたいな紙がパスポートに貼ってあって、それに仰々しいスタンプが押されていた。 
が、パスポートが切り替わったとき、ヒースロー空港の審査官は新しいパスポートにサラサラッと手書きのビザ(の裏書)を記入したのだ。

それも、かなり汚い字で。 

「あなたも日ペンの美子ちゃんで、きれいな字に・・・」 と思わせる悪筆だ。
しかし、その手書きビザで数年間、何ひとつ問題はなかった。

「これではダメです」
そう言って、
「4週間以内に国外退去の事」のスタンプを押した。
こらこら、何をするんだ。 この木っ端役人め(時代劇用の差別語)。 
永久ビザが失効するのは2年以上継続してイギリス外の国に住んだときだけ、と書類にきちんと書いてあったぞ。

「私は永久ビザを持っています」
「このパスポートのビザでは認められません」
虫めがねで文字の拡大までした後で彼はそう宣言した。


続く

投稿者 lib : 09:32 AM | コメント (0)

April 19, 2006

親友のママ

darling.gif ダーリンの親友のママの話をしよう。

田舎がダーリンと同じなので、
クリスマス時期にはダーリンと一緒に彼女の家に寄る。
ダーリンは、あいさつもそこそこに親友の部屋にこもって音楽の話に没頭。
私はいつもこのママとおしゃべりだ。

親友ママは、大きい。大きな人特有の優しさがにじみ出ている。
人を良く褒める、人の話をよく聞いてくれる。
暖かさが滲みでている。

彼女は、家庭を訪れて、色々な品を販売する田舎ならではの商売をしている。
人あたりのよい気質に加え、人を引きつける力で、なんと常にトップセールス・ウーマンの位置を守り通している。
そして、毎年売上げ貢献度が認められ、高額商品を会社からもらっている。
昨年は、このテレビをもらった。この冷蔵庫はいつもらった。
この家にあるものの多くは、景品としてもらったものばかり。
今年は、クルーズの旅にいくの。と笑顔のママ。
「ねえ、ねえ、クルーズの洋服を選びたいの。どれがいいかしら?」
といって、 洋服を見せ始めた。

「そうそう、これはどうかしら?」

「それよりコレかしら?」

と次から次に洋服を隣の部屋からもってくるママが大変そうなので、
私が隣の部屋に行くと、
そこには洋服が山となってつまれているではないか。

驚いて「そんなに持って行くんですか?」と尋ねると、

「洗濯したけど、まだワードローブにしまっていないのよ」というママ。

「そうですか、面倒ですものね。」

「そうなのよ。それでいつもこんな状態なの」

(いつも??)

周りを見渡すと、どうも物が溢れている。
捨てられず、片付けられずに物が散乱している。そういえば、家はなんだかきちんとしている気配がいつもないなー。

後でダーリンから聞いたのだが、痩せたり、太ったりしているママは、洋服が捨てられず、ある部屋は、ママの洋服が入った袋が天井迄届き、凄い光景だそうだ。

ママがそうなら息子は、どうか。
ダーリンとフラットをシェアーしていた時。
親友クンは、脱いだ洋服はベットの脇に置き、数ヶ月は脱いだ形を守りアート化している。たまに溶けだしていたものもあったな。冷蔵庫の物は、刑事も尾行できないくらい、元の形や色が分からなくなる。掃除でどけたソファーの下には、いつもビックリ玉手箱状態のものがある。お皿やコップ、フォークなどはまだしも、食べ残したピザが発見される場合もある。

ああ、そう考えるとどっちのママに育てられた息子との結婚生活がいいのだろうか?
やっぱり綺麗好きなママに育てられた息子かな??
たとえ、ちょっと口うるさい義理ママがオマケ付きでも。。。

あっ、いけない!!
ついつい家族も気になるところだけど、
一番大切なのは、ダーリンとして愛せるかどうかよね。

投稿者 lib : 09:41 AM | コメント (0)

April 18, 2006

アーセナル VS WBA

football.gif 15日、試合を観にハイバリーへ。

12日にアウェーでポーツマスと1−1で引き分けてしまった為、
来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権をかけての4位争いで
現在4位のトッテナムに差を開かれてしまった。
22日にそのトッテナムとの直接対決があるとはいえ、
降格圏内のWBAとのこの試合は絶対に負ける訳にはいかないアーセナル。

そのWBAには稲本選手がいる為か多くの日本人を見かけた。
しかしアーセナルの試合を何度も観ている私はアーセナルに勝利してもらいたい!!
そう思って観戦した。

試合開始前、元アーセナルでナイジェリア代表のヌワンコ・カヌ選手に
アーセナルサポーターより盛大な拍手が送られた。
歴史あるこのリーグの懐の深さだろうか、
今は敵チームの彼にこのような拍手が送られることに大変感銘を受けた。

さて試合ははっきり言うとあまり良いパフォーマンスではなかった。
しかしそのようなコンディションの中、3−1でアーセナルが勝利。
水曜のチャンピオンズリーグ準決勝に向け、リズムを掴んで欲しいものだ。

1−1の同点にされた後、後半途中出場したピレスと、
今シーズンで引退するデニス・ベルカンプが追加点を上げ勝利に貢献した。

11年もアーセナルに在籍して数々のゴールを上げてきたベルカンプ。
この日をデニス・ベルカンプデーとして彼に敬意を表し、
試合前はオランダ代表カラーであるオレンジを基調としたビブスをつけ
ウォーミングアップをしていた。
またオレンジのシャツを着て応援していたサポーターもいた。

まず彼がアップを始めた時、盛大な“デニス”コール。
そして交代時、さらに盛大な“デニス”コール。
極めつけは得点を挙げたシーン。
技ありの狙い済ました右足のシュートでボールがネットを揺すった。
その瞬間、スタジアムが壊れるかと思うほどの大大大歓声!!!
そして“デニス”コールの大合唱!!!

来月37歳になる彼のプレーは決してアグレッシブではないが、
ここ一番で大きな仕事をやってのける。
ベテランならではの経験によるものか、彼のシュートには貫禄を感じる。

彼を凌ぐ若手のストライカーが今後出てくることを楽しみにしたい。
アーセナルにとり今が新旧交代の過渡期なのだろう。
その為かどうか直接な理由は定かではないがリーグでは調子の出ないアーセナル。

チャンピオンズリーグに期待したい。
football.S.jpg

アーセナル VS WBAの試合前
(写真をクリックすると拡大写真が表示されます)

投稿者 lib : 09:45 AM | コメント (0)

April 17, 2006

電話会社の仁義なき戦い 3

mama.gif  突如として接続できなくなったインターネット。
原因の分からないままプロバイダーに電話をかけ、私のアカウントを調べてもらった。

「う、・・・・。」
オペレーターの戸惑った表情が見えるような気がした。

「マダム、マダムのアカウントに接続されていません。」

「接続されていない?どうして?料金はきちんと払っているのに?」

「この度、会員の皆様のブロードバンドをアップデートしています。その手続きのためのアクシデントと思われます。このアップデートは無料で、しかも通信速度が飛躍的にアップし・・・・ぺらぺらぺら」

後半はマニュアル通りの説明と化した。
そんな能書きは聞きたくない。
私が要求するのは、インターネットを再び接続してもらうこと。それだけである。

この時点では、「間違いは誰にでもあるし」とまだ余裕の私であった。

「アップグレードはどうでもいいんだけど。まあとにかく、すぐに再開してくれるんでしょうね?」

「もちろんです、マダム。すぐに手続きを行います。○月×日から使用できるようになります。」

「へ?」

○月×日といえば一週間後ではないか。

聞き違いかと思い確認した。

「○月×日って言った?」

「その通りです、マダム。」

私は狼狽した。
インターネット中毒の私に、一週間もどうやってインターネット無しで過ごせというのだ。
人はあまりに慌てると、本当にろれつが回らなくなるのだという事を、この時知った。

「そ、そんなことって、ウグウグウグ、信じらレロレロレロ・・・・・・」

「ソーリー、よく聞き取れませんマダム。」

「一週間もかかるってどういうことよ!?もう少し早くできるでしょう?」

「残念ながら○月×日が最短です、マダム」

「やってできない事はない」
「成せばなる、成さねばならぬ、何事も」
などの精神論まで持ち出したがイギリス人に伝わる筈がない。
再開期日は頑として変わらなかった。

「じゃ、じゃあ、なるべく早く繋がるようにしてね。」
それでも念を押し、絶望的な気持ちで電話を切った。

も少し続く

投稿者 lib : 11:14 AM | コメント (0)

April 13, 2006

靴フェチ

career2.gif イギリス人女性は平均して30足の靴を所有しているそうだ。

フィリピンの故マルコス大統領の妻だったイメルダ夫人がアメリカに亡命したとき、宮殿には3000足の靴が残されていたというのは有名な話だが、普通の女性で30足というのは多くないか?

同僚の男性がぼやいていた。

彼の奥さんは靴が大好きで、次々と買ってくるのだが、ほとんど履きもせずにベッドの下に並べておくという。(どうしてベッドの下なんだろう? 靴箱はすでに一杯なのか?)「うちの女房は足が2本しかないのに、どうして、あんなにたくさんの靴が必要なんだ?」

みんなで笑ったが、イギリス人の靴に対するマニアックな態度の片鱗を示す発言だった。

電車が「ストかもしれない。ストでないかもしれない」という微妙な日があった。
「確実にスト」というなら、「じゃ、会社には行かないね」と言い切ってしまうのだが、少し忙しい時期でもあり、間引き運転はあるようだったので、がんばって行くことにした。

駅で延々と待たされる可能性を考えて、ヒールのないカジュアルなぺたんこ靴を履き、会社に出かけた。 

準備万端、用意周到の日本人としては当然の選択だろう。

と、会社の同僚(男)に、
「一体どうしたんだよ、その靴!」とびっくりされた。
「え? 今日はストかもしれなかったから、楽な靴を履いてきた」
「ふーん・・・」と不満そう。

また他の同僚(男)に、
「どうしたの? 今日の靴」
「・・・だから今日はストで・・・」
「そう・・・」 といやな顔。
それほどひどい靴だろうか? と自分の足元を見る。
おしゃれなデザインではないが、ひどく古いとか、うす汚れてはいない。

この調子で5人の同僚(全員が男)に詰問された。
人の意見には耳を貸さない私もさすがに不安になる。

シティでは女性もビジネススーツが多い。 
で、それに合わせてヒールが高くて細い「スティレトゥ」を履いている。見た目は格好いいのだが、見ているだけでふくらはぎが「こむらがえし」を起こしそうなシロモノである。

それに、シティの裏通りはボコボコした石畳がたくさん残っていて、ハイヒールで歩き回るのはつらい。私は以前、足を痛めたことがあって、このごろは「弱気の中ヒール」を履いている。

それでも、パーティなどでスティレトゥにすると、「いいねえ、その靴」と褒められることが多い。(足を褒められているのではない)

女同士なら、靴とか服なんかを、
「買ったの? よく似合うわ」 
「そう? 安かったのよ」
みたいなお気楽な会話はあるものだが、

男も同僚の女の靴をチェックしていたのか・・・。

ボスや同僚と行ったワインバーにブロンドのかわいい子がいた。 

彼女に対する男性の評価は、
「せっかくきれいな顔なのに、お堅い雰囲気。あの子は靴が良くないな」

見てみれば、高さは10センチ近くあるのだが、太いヒールで「安定した」フォルム。ヒールの高さだけが問題ではないらしい。

もしかして・・・イギリス人男性は「靴フェチ」なのか? 
うちの会社の連中を見ているとそんな気がしてくる。

そのせいで、イギリス人女性が30足も買い揃えているのでは?

職場においては中庸の精神をモットーとし、これからも私は「弱気の中ヒール」路線を死守したいと思っている。

投稿者 lib : 09:33 AM | コメント (0)

April 12, 2006

ダーリンのママがやってくる(その2)

darling.gif その2

ママは、どうやら我が家には泊まらず、弟の家で泊まることになった。
ホッ。よかった。
例のカーテンのある部屋は、
ダーリンの勉強部屋?趣味の部屋?でガラクタ置き場化しているが、
客が来たら泊まる部屋だ。

でも、お昼を我が家に食べに来るらしい。

ついにママがロンドンに到着した。
カーテンは、長いままで何も変化はない。
エーイ。どうせ、ランチだけだから、リビングだけですませ、
あの部屋に通さずにこのまま乗り切ることにしようっと。と腹を決めた。

家の中の掃除は終わった。
あとは、庭仕事だけだ。
庭仕事は奥が深く、やってもやってもきりがない。
1日、2日では奇麗にはならない。
もういい。できる範囲で乗り切ろう。
とすべてやり投げモードになって来た私。

そして、ついに我が家にママがやってきた。
家に入りソファーに座ったので、
「何か飲みますか?」

「コーヒーをお願いね。」

「久しぶりのロンドンどうですか?」

「・・・・・・・・」

返事がないので、振り向くとママがいない。

どうもさっさといろいろな部屋へ行き、いろいろチェックしている!!
ああ、絶体絶命。
オーマイ、グッドネス。


「今日のランチは、何かしら?」
と部屋点検が終わって戻って来たママは私に聞いた。
何もカーテンの事は言わない。
気づいていないのかしら??

食事中は、弟とそのガールフレンドの話になった。
ママが私に
「アイロンは、あなたのうちでは誰がかけるの?」

「えー、一応私ですが、何か??」

「そうよね。」と満足そうだ。

どうも弟がアイロンをかけるのを見て驚いたようだ。
ママにしてみれば、女の彼女がかけるべきと思っている。
それは、弟が彼女よりも稼ぐ仕事をしているから、
それをサポートするのは、彼女の役目を思っているようだ。

弟たちは、まだ結婚していないし、自分たちはお互いに仕事をしているので、
出来る方がするらしい。(まあ、どうもほとんど弟がかけているようだが。)

そんな事情を聞いた私は、
「そうね。ウチもダーリンがゴミをだしたり、洗濯をしてくれて仕事をシェアーしているわ。」
と弟達に助け舟をだした。

するとママは
「そしたら、あなたには時間があるわね。もっと庭を手入れしたらいいわね。
あそこの木は、少し枝を切った方が言いし、あれは雑草だから抜いた方がいいわよ。
それと・・・・・・」

ああ、カーテンの次は、庭仕事の指示が出てしまった。
綺麗付きな義理ママを持つと、こまるなー。

投稿者 lib : 11:09 AM | コメント (0)

April 11, 2006

チャンピオンズリーグ

football.gif  準々決勝第2戦。

アーセナルの試合を観にいつものパブへ。
チャンピオンズリーグで初のベスト4進出がかかっている試合を観ようと思い駆け込んだが15分前に着いた為既に人で溢れていた。
何とか席を確保し、祈る思いの中ホイッスルが鳴った。
1stレグを2-0でアーセナルが勝利している為と、ユベントスの破壊的な攻撃もさほど見れなかった為、アーセナルサポーターにとっては比較的落着いて観戦できた試合だと思った。
結局、0-0のドローに終わりアーセナルが意外と(?)あっさり準決勝に駒を進めた。
その準決勝の相手はインテルを破ってきたスペインのビジャレアル。
チャンピオンズリーグ初出場のビジャレアルは他のチームより知名度が低いかもしれないが私はかなり侮れないチームだと思っている。
アルゼンチン代表のリケルメやソリン、ウルグアイ代表のフォルランらを中心に多彩な攻撃を仕掛けてくる。
しかしもうここまで来たらどのチームも強豪なのは当然だ。
今シーズン取れるタイトルがこれしかないアーセナルに是非勝利してもらいたい!!

しかしながら9日のマンチェスターUtd戦に始まり(2-0で負けてしまったが)、4位争い(来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権の4位以内をかけた戦い)の直接対決である22日のトッテナム戦まで丁度2週間で6試合(19日のビジャレアル戦を含む)を消化しなければならない。
その後25日にはチャンピオンズリーグファイナルをかけてビジャレアルのホーム、エスタディオ・エル・マドリガルに乗り込む。
アーセン・ベンゲルの采配も見所の1つとなるだろう。

いよいよシーズンも大詰めを迎えてきた。
準決勝のもう1つのカード、ACミランVSバルセロナの試合も見逃せない。

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成長著しいセスク・ファブレガス。ファンのサインに応える
(写真をクリックすると拡大写真が表示されます)

投稿者 lib : 10:24 AM | コメント (1)

April 10, 2006

電話会社の仁義なき戦い 2

mama.gif  BTから新しい電話会社への移行は、イギリス人の仕事にしてはびっくりするほどスムーズに行われた。

約束通り新会社がBTへのキャンセル連絡を代行し、新会社からはウエルカムレターが、BTからはソーリーレターが届いた。

電話回線は以前と同様BTのままだったので、BTからは回線使用料、新電話会社からは通話料金の、二種類の請求書を受け取るようになった。

しばらくは平穏な日々が続いた。
数ヵ月後、新しい会社から再び電話がかかってきた。

「今月から電話回線のサービスも始めました。使用料もBTより安いし、請求書も一括化できて便利です。もちろん番号は同じままだし、BTへのキャンセル手続きも弊社が行います。」

安くなるし、請求書も一つになるならいいかな、と思いOKした。

数週間後。

突如として、インターネットが繋がらなくなった。
インターネットプロバイダーは、BTとも新電話会社とも全く別の会社だ。

料金は毎月きちんと支払っているし、思い当たる節がない。
何かの拍子に設定を変えてしまったかなと思い、あれこれいじってみたが原因がわからなかった。

見ると、モデムのライトが点滅しているではないか。
私のアカウントがインターネットに接続されていないという意味だ。

これは私サイドの問題ではない。
急いでプロバイダーに電話をかけた。

続く。

投稿者 lib : 08:56 AM | コメント (0)

April 06, 2006

文学論

career2.gif  いろいろな人に会って話すのが好きだ。

小説を書いているので、本を出したことがある人とか、小説家志望の人なんかをときどき紹介してもらって、おしゃべりをすることもある。

いやー、変な人が多い。 (自分を含めてだが)
先日、極めつけの人に会った。

某、有名大学を卒業したイギリス人男性、35歳。
日本のことを題材にした小説を書いているということだった。 ただし、まだ出版には至っていない。 知識が豊富で、経済の話でも、政治の話でも、自分の意見をしっかり持っている。 学歴で人を判断してはいけないと思いながらも、さすがにあの大学を出ているだけのことはある、と最初は感心するばかりだった。  

小説に関していえば、三島由紀夫や村上春樹だけでなく、吉本ばななや遠藤周作の本 (英語版だが) まで読んでいるのに驚いた。 日本で宗教弾圧の頃にあった隠れキリシタンを見つけるための 「踏み絵」 の話だの、村上春樹の文学的評価には疑問がある、などの話で盛り上がった。

さて、私は手を振り回しながら、話す癖がある。 ジェスチャーが大きく、そのせいで、会社では 「イタリア人」 と呼ばれているくらいだ。

と、私のその手がとられた。
ん? と思うと、ギュッと握られた。
何、これ? と呆然とすると、私の顔を見ながらにっこりとするではないか。
はじめて笑顔を見せた彼の口元を見る。

ギャー !!!

歯が煙草のヤニで真っ黒だー!

次々と煙草に火をつけて吸う、チェーンスモーカーで、唇を開かない話し方をする人だとは思っていたが、こういうことだったのか!

おい、歯を磨いていないのか? XX大卒のくせに? (学歴は関係ないか)

男の人に手を握られ、笑いかけられたせいで、気が遠くなりそうになったのは、生まれて初めてだ。 
大正時代のうぶな女学生か、私は?

しかし、私はパニックに強い女だ。
すぐに平常心をとりもどすと、黙って手をふりほどき、テーブルの下に手をしっかりと隠したまま、何事もなかったかのように、話を続けた。

彼は私にその気がないのがわかると (当たり前だ) びっくり仰天するようなことを言い出した。

「僕は日本の女性が好きだ。 ぜひ、日本人の彼女が欲しい。 が、まだ小説家としてひとり立ちしていないので、自分の家を持つ、収入のいい日本人の女性と、一緒に暮らしたい。 そして、僕が大成するまで、養ってもらいたいと思っている」

作家志望のみならず、ヒモ志望だったのか!

「誰か、君の知り合いの中でいないかな?」
いませんよ、そんな人。
私は統計学の権威ではないが、無作為抽出で1000人ばかり選んで聞いてみても、そんな酔狂な女性はいないと思う。

「楽しかった。 また、会いましょう」 と言われたが、
あの真っ黒な歯と 「僕は日本人女性のヒモになりたい」 という浮世離れした発言のせいで、ちょっとパスさせていただこうと思っている。

誰か、彼に会いたい人いますか?

投稿者 lib : 08:15 AM | コメント (0)

April 05, 2006

ダーリンのママがやってくる(その1)

darling.gif  大変だ。
ママがロンドンに来る前にやることがたくさんある!!
カーテンを直し、家をきれいにし、庭を整理しないと。
ああ。大変だ。

以前来た際に言われたのは、カーテンの長さだ。
「カーテンの長さは、ラジエーターにかかってはダメよ。」

「え!!なんで?」

「暖かさを逃がさないためには、
窓が隠れてラジエーターの上までがちょうどいい長さよ。」

「そうね。私が持って帰って直してきましょう」
とママのオファーがあった。

嫁としてママにそんなことはさせられない。
「その間にカーテンがないとこまるし、送り返すにもお金がかかるから大丈夫。私がやります!!」
と丁重に?断ったのは、3年前。
あれからやろうと思ったのは、何度もあるが、手を付けていない。
いまだに暖かさが逃げる長さのままだ。

どうしよう。時間がないなー。

3年前にママがオファーしたには訳がある。
ママは、どうも私が、裁縫を苦手にしていると思っているようだ。

それは、我々がロンドンに戻る直前、弟が日本に遊びに来た。
帰る際に、自分の荷物があまりないから、
我々の荷物を持って帰ってくれるという。
その言葉に甘えて、ダーリンの服をメインに持ち帰ってもらった。

弟が持ち帰った洋服をママがスーツケースから出す際に、
嫁チェックがあったようだ。
ボタンが取れていないか、裾がほつれていないか等...。
そして、ママとしては裾上げが気に入らなかったらしく
やり直したらしい。

「・・・・・・・・・」

しかし、ママは私に一切何も言わなかった。
このことは、弟が見て、ダーリンに話し、ダーリンが私に話した。
みんなは、ママの癖、行き過ぎた行為をからかっているのだが、
私にとっては問題だ。
きっとママは、裁縫の下手な嫁。
息子がかわいそう。と思っているだろな。

自慢じゃないけど、昔は私だって、趣味でスカートやズボンを作っていたのだ。
まあ、ママがその腕を認めてくれるかは、別だが。

そんな経緯があり、ママのカーテン直し発言があったのだ。

「3年もたっているから、大丈夫よ。」と友人はいうが、
ママはきっと覚えているよなー。
ママの記憶は、像並みで決して忘れないからなー。

こんなときに限って仕事も忙しい。

ああ、ママが来てしまう。
カーテン、どうしよう。(つづく)

投稿者 lib : 08:56 AM | コメント (0)

April 04, 2006

チャンピオンズリーグ

football.gif  準々決勝第一戦。

アーセナルがホームでユベントスを2-0で撃破。
準決勝進出に向け幸先の良い結果だ。
18才のセスク・ファブレガスは、1得点1アシストの活躍でチームに貢献。
ヴィエラの移籍後、ここ最近チームに大分フィットしてきている。
この活躍が続けば、ワールドカップもスペイン代表として出場するのではないだろうか。
私が初めて観た今シーズンのプレミアの彼のプレーに比べ、このチャンピオンズリーグの試合は自信に満ち溢れている。
成長著しいこの時期にこのレベルでプレーする事が出来る、勿論彼のセンスも去る事ながらこのタイミングで力を発揮し期待に応え結果を残す、それが経験となりまた次のステップへと進んで行く。
そしてまた与えられた環境で仕事をこなす、それこそがプロフェッショナルとしての能力なのだろう。
私の18才の頃とは天と地の差である。。。(比べること自体間違ってるが…)

一方ユベントスへ移籍したヴィエラはあまり良い所が無くしかもイエローカードを1枚もらってしまい、第二戦は累積警告により出場できない。
イタリアのセリエAでは首位を走るユベントスも、ここへ来て疲れが出始めている感が否めない。
しかしアーセナルにとっては大きなチャンスである。
確実にアウェーの試合をクリアして準決勝に進んでもらいたい!!


スタジアムは物凄い歓声で包まれ、プレーヤーとサポーターが一体になるとはこの事かと思った。
ゴールが決まった瞬間、総立ちのサポーターの熱気でスタジアムが揺れている感覚に陥る。
しかもそのゴールはアーセナルが貫いている美しいFootballにより産まれるゴール。
水曜の第二戦が待ち遠しい。
またまた眠れない日が続く。。。

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アーセナルVSユベントスの試合前
(写真をクリックすると拡大写真が表示されます)

投稿者 lib : 07:56 AM | コメント (1)

April 02, 2006

電話会社の仁義無き戦い 1

mama.gif 先々週のヨウコさん(キャリアウーマン)のお話を読んで、私も安易に電話会社を変えてしまったために身にふりかかった不幸を思い出した。

ある昼下がり。
新興電話会社から電話がかかった。

「BT(ブリティッシュテレコム)を使っているんですか?ウチの方がずっと安いですよ!もちろん電話番号を変える必要はありません。BTには弊社から連絡しますので、お客様は何もする必要ありません。」

いつもなら私もセールス電話は無視することに決めているが、ちょうどその前日、BTからの請求書を前に夫と口論したばかりだった。

私 「なんで毎月こんなに電話代が高いのよ!」

夫 「君がいつも日本語で訳のわからない話を長々としているからだろう。」

私 「私は話は短いわよ。そっちこそ、用件が済んでも子供は元気かい?とか今度一杯やろうぜ、とかお愛想ふりまいちゃってさ。」

夫 「なにおうっ。そんな長話をした覚えはないぞ。」

請求書に通話明細をつけてもらえば済むことなのだが、なぜかその事にはお互いに触れない二人であった。

夫 「二人とも長電話をしないのなら、なぜこんなに電話代が高いんだ。そうだ、BTの料金が高すぎるからに違いない。最近は新しい電話会社が沢山あるそうじゃないか。BTより安いって広告に書いてあるぞ。」

私 「そうよそうよ、そうに違いない。違う電話会社に変えましょう。」

他人に責任転嫁して話を丸く治めるのは私たち夫婦の得意技である。
この時も、この手法で夫婦の危機を乗り切った。

そんなやり取りの後だったので、この新興電話会社のセールスに乗っかり、即座に契約した。

この事が後になって恐ろしい結果を招こうとは、この時は知る由もなかった。

続く

投稿者 lib : 11:14 PM | コメント (0)