« The naughtiest boy 2 | メイン | 僧院で黙想 »

October 18, 2006

得した事

darling.gif 英国にいると、時間に正確でない電車、サービスの悪さ、態度の悪い奴ら、、と
イライラする事こともあるが、意外に得する事もある。

この頃は、大根もかなりポピュラーになっていて、
先日、某大手スーパーで見つけ、珍しさとうれしさでカートに入れた。
しかし、案の定レジ打ちの人は、その名前を知らない。
こんなことはよくある。
重さを計り、単価をいれるので、商品の名前を見つけないと値段をだせない。
そこで、ダーリンが「ムリーだよ。」(mooli。どうもオランダ語らしい)と伝えたが、その名前が見つからないようだ。
こんな時は、フロアーマネジャーが呼ばれる。大概ここで解決するのだが、この人も見つけられない。
そして、『いいわよ。』といってタダにしてくれた。
『えー!!スーパーでもタダにしてくれるの??』
『わーい。わーい。得した。』と思ったとともに、ああ、もっと大きいのを選べばよかった。と後悔した。


ダーリンの田舎で電車に乗った時のこと。
無人駅も多く、そこから乗車した場合は、電車の中で切符を買うか、降りた駅で精算する。
私は、社内で買う機会がなかったので、終点駅で支払うために窓口でその旨を伝えた。
そしたら、『今日はいい天気だから、いいよー。』
『えっ?!』『今度乗っときに支払ってよー。』と優しくお兄さんが言った。
めったに見ないアジア人へのサービスなのだろうか。
いいのかな??と思いつつ、道を歩きながら,なんだか笑ってしまった。
このほのぼのとした感じが、田舎だなーって。

しかし、都会でもまだまだいい事はある。
知り合いが、よく道路で見かけるカーウォッシュの看板を目にして立ち寄ったそうだ。
車内の清掃と外観の洗浄で値段は12ポンドだったらしい。
綺麗にしてもらい、支払う際に気がついた。財布には、現金が11ポンドしかない。
『銀行は何処にあるのかな?お金が足りないから、おろしに行くよ。』といったら、
『いくら足りないの?』と聞かれ、1ポンドと伝えると
『いいよ。11ポンドで』と言ってくれたそうだ。

私も近所の小さい店で買い物をしたら、お金が足りなかった。そしたら、『今度寄った時まで貸しておくよ。』という。
次の日に返却したが、その後はちょくちょくその店に寄るようになってしまった。

どうもこういう“いい話“はよくあるようだ。
これは、自分の持っている会社ではないから、自分が損する訳でもないので“タダにしたりする”との話も聞くが、
多分、自分の会社であっても同じだろう。
ただのいい加減だけだ。

このいい加減という言葉は、
“いい(良い)加減。”つまり、いい感じなのだ。
と解釈できると友人から教わった。

そう、このいい加減さが英国の居心地のいいところなんだろうなー。とも思う今日この頃。

投稿者 lib : October 18, 2006 10:17 AM

コメント

私も滞英中に同じような体験をしました。

日本から持ち込んだ大きめの紙幣しか持っていなくて、2ポンドのバスに乗ってしまった時、小銭はこれだけしかないの、と全部手のひらに乗せてみたら、運転手さんが「じゃぁこれでいいよ」と1.6ポンドにおまけしてくれました。その時、運転手さんがちょっとウィンクしたように見えました(笑)

こういう柔軟なところが、英国が今でもなんだかんだでタフな国の所以なんだなぁと思いました。

投稿者 yoko : October 24, 2006 12:36 AM

それは、いい思い出になりましたね。その人はyukoさんにウィンクしたと思いますよ。チャームな場面ですねー。私は、今日も10ペンスを借りてきてしましました。ロンドンは、都会のようで都会でない一面がまだあるから楽しいです。

投稿者 coco : October 25, 2006 05:46 PM

コメントしてください




保存しますか?