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January 31, 2007

英国の結婚式(その2)

darling.gif
式は、1時過ぎに終わった。
ほとんどが地元の人なので、レセプション会場へは車で30分もある
地元でも有名なホテル(といっても小さいが)で行うらしい。
それは、6時頃からなので、時間はたっぷりある。
義理ママの予定では、このあとおばあちゃんのナーシングホーム(老人ホーム)に立ち寄り、
そして家に帰って簡単な昼食を食べ、会場に向かうそうだ。
昼食用には、解凍するために冷凍庫よりだされたスープが我々を待っている。

おばあちゃんのナーシングホームは、2階建てでこじんまりしている。
入所して2年経つが、動かないせいか食欲もなく痩せてきて、ちょっとボケている日もある。
『はい、グラニー(孫からのおばあちゃんの呼び名)、あなたの孫がきたわよー』とママ。
おばあちゃんは、椅子に腰掛けている。目がよく見えないようだが、笑顔だ。
『○○ちゃんの結婚式で教会にいったのよ。これから○○でレセプションなの。また来るわねぇー』
と病室を出て行こうとするママ。
一同??????
ママ、我々は2分前におばちゃんの部屋に来たのよ。それがもう帰る???
あまりの早業で、我々もついていけないが、おばあちゃんはなんだか困惑している。
しかし、ママはさっさと駐車場へ向かってしまった。(いつより更にせっかちな今日のママ)

義理の妹は、遠くに住んでいるのでおばあちゃんと会うのは久しぶりだ。
妹はママが先に行ってしまったが、それを無視して、いきなりしゃがんでおばあちゃんの目と同じ視線になり、
ゆっくりと話だした。
花嫁がどんなドレスを来ていたか、 親戚は誰が来ていたかなど結婚式の話しをした。
花嫁は、おばあちゃんにとって孫だ。

おばあちゃんは、笑顔で『そうなの?』としっかりと妹の話を理解している様子。
妹は、『花嫁にメッセージがある?』と聞くと、おばあちゃん『いつまでも幸せにね!』と言った。確かに言った。
ダーリンも、私もこの妹のメッセージはある?と聞いたこと、
また同じ視線になって話したことにいたく感心した。
妹は、病院で勤めているので、患者と同じ視線になることが大切と学んだそうだ。
うーん、凄いぞ、妹!!拍手、拍手。

そこへ ママが、 我々を待ちきれず迎えに来た。
我々は、おばちゃんに別れの挨拶をして、気持ちよく家に帰った。(つづく)

投稿者 lib : January 31, 2007 09:31 AM

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