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January 24, 2007

英国の結婚式(その1)

darling.gif
ダーリンの従姉妹の結婚式に参加のために、ダーリンとともに田舎に帰った。
従姉妹は、35才。ロンドンのIBMでキャリアウーマンとして働いていた。
結構仕事が出来たようだが、数年前に故郷に帰り、
なんと幼なじみの酪農をしている人と結婚することになったそうだ。
ロンドンは人間味がないとか、冷たいとかで肌が会わず、多くの若者が故郷に帰る。
彼女もその口で、やはり家族とは離れて住みたくないそうだ。ふーん。

田舎での結婚式は、たいてい教会で式をあげ、披露宴をホテルやレストラン、パブなどで行うことが多い。
従姉妹は、家の近くの教会で式を挙げた。
入り口には、たくさんの白い花で作られたアーチがあり、いたるところに大きく花が生けられ
かなり豪華な結婚式のようだ。
さらに花嫁の付き添い(ブライドメイド)と花婿の付き添い(グルームスマン)が各3名とすごい。
結婚式は、花嫁側が払うというシステムだから、教会に飾られている花のボリュームや参加者の服装で、
この家族の経済状態がわかる。
ブライドメイドのドレスだって、オーダーメイドで花嫁側が支払うのだから、
数が増えればその分出費も増える訳だ。
さらに式の始まる前と終わったあとの音楽として、フルートの演奏者もいる。
参加者も結構お洒落をしていて、豪華な帽子や髪飾りを被っている人も多い。
どうも、従姉妹の家は小金持のようだ。

教会にひと際目立つ、世話焼き風のおばさんがいる。
あっちこっちに行き、みんなといろいろ話をしたり、式が始まる前からスナップ写真を取っている。
聞けば、ゴシップ好きの近所の人だそうだ。
こんな人と話すときは、注意が必要。
話題のない田舎町では、うっかりこんなオバさんに色々話すと、明日は皆が知っていることになる。
そして、 大きなフラッシュが付いた一眼レフを持ったカメラマン?風の人もいる。
ともかく参加者も150名ほどいて盛大な式のようだ。

我々は、親族なので花嫁側の前から3番目に席が用意されている。
席につくとやあ、やあ、しばらくと挨拶が交わされ、その度に義理ママが私を紹介する。
ただ、 NICE TO MEET YOUと 笑顔で答える嫁を演じている私だ。
私の出で立ちは、着物。だから、皆が興味津々。

さてさて、いよいよ、式の始まりだ。
神父の第一声は、
「みなさん、よかったですよ。花嫁が到着したので、結婚式が始められますねー。」
陽気な神父だ。

父親と腕組みをした花嫁が祭壇の前に進む。ブライドメイドも後に続く。
ちょっとふくよかなブライドメイドがきた。あっ、従姉妹で花嫁の妹だ。これは仕方がないなー。
ううっ、2人目はかなりのおデブちゃんだ。
これは、ちょっと勘弁してほしい。
肩を出し、ウエストを締めているので、体型がすべてでる。
みんな花嫁をみてうっとりしているのに、このブライドメイドはちょっとマイナスではないのだろうか??
と思うのだが、花嫁はいいのだろう。きっと親友なんだろうなー。

日本と違うのは、英国ではすぐに挙式できない。
この人とこの人が結婚しますと、2~3週間程度の告知をしてから、入籍が可能となる。
これは重婚を防ぐためと聞いている。
式の間でも、神父がこの結婚に異議のあるかたはいますか?と形式的だがみんなに聞く。
いつもここで、誰かが異議有り!!なんて叫んでくれると、
面白いなーと思うのだが、そんな映画みたいなことは一般には起こらないようだ。
時間にして約30分程度で式は無事に終わった。
さて、これからはレセプション会場へ移動するようだ。(つづく)

投稿者 lib : January 24, 2007 10:33 AM

コメント

おでぶなブライドメードの所、吹き出しちゃいました。
こちらの肩は、体型かまわず、すごい洋服来ちゃいますよね。
義理のお母さん、ちゃんと気を遣って親族の方にマダムココさんの事を紹介してくださるのですね。私の場合は、Nice to Meet you!の後が話が続かず、固まった笑顔を最後まで作っているのがいつも大変です。
続きを楽しみにしてます。

投稿者 Hiroe : January 24, 2007 03:21 PM

その後、おデブちゃんには、りっぱな旦那がいました。二人の記念に残る写真がないからといい、ドレスを着たので、いい機会とばかりに、レセプションでカメラマンにポーズを取って撮影してもらっていました。ちゃっかりしていますね。その体型に恥じらいはない。りっぱです!!。日本人は、少しうるさいかもね。ココ

投稿者 coco : January 25, 2007 04:59 PM

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