« ロンドンの理容室 (2) | メイン | ダイアナの死の真相 »

August 03, 2007

寛大な精神を養える英国??

darling.gif
ハット卿の電話保留詐欺?ではないけど、この国も詐欺まがい(いや詐欺でしょう)が多い。
日曜日に我が家のドアベルが鳴った。
誰も来る予定がない。日曜日だから郵便マンでないのは事実なので、どうせろくな事はないだろう。
多分、宗教の勧誘か?と思いつつ、ダーリンが出ていった。
台所にいた私にも聞こえて来たのは、
いきなり丸暗記で覚えた台詞を吐き出しているセールスマンだった。
つまり、息継ぎがなくドドッーとしゃべりだしている行為だ。途中でとまると忘れてしまうからねー。
彼の話は、 こうだった。
この地域は、ブリティッシュガスが供給を止めたので我々が引き継ぐ事になった。
だから、ガスを引き続き使いたかったら、我々と契約しないと使用できなくなりますよ。というのが彼の説明だった。
ダーリン「数年前より自由化されて、使用する我々が供給会社を選べるようになったんだよ。それおかしいよ。」
セールスマン「いや、しかし、この地域は、ブリティッシュガスが、、、、、、、、、」と壊れたレコードのように先と同じ台詞をいいだした。
ダーリン「・・・・・・・・・。興味ないよ。」

しかし、この手口を信じてサインしまう人も多いらしい。
特に老人は、ガスといえば、ブリティッシュガス。それがなくなるのなら、大変だと、彼らの話を信じてしまう。
もっとひどいのは、セールスマンもノルマがあるのだろう、勝手に変更届けをだしてしまい、
現在使用している会社から「あなたの契約が何時何時で切られます。」というレターをもらって、
初めて何が起こったか知るケースもある。
我が家も1度あった。いえ、やられた。
このあとがめんどうだった。
こんな経験?をつむと否が応でも勉強させられて、次回には同じ目に遭わないようにしよう、と力が入る。

ちょっと話がかわるが、先日頼まれて予約したバレエのチケットを取りに行った。
これがボックスシート。4枚のチケットだし、金額も張る。
郵送してもらうも心配。(届かないこともあるからねー。これもすでに勉強済み)ということでわざわざ取りにきた。
しかし、なかなかチケットが発券されない。
聞けば、チケット発券のシステムを最近新しく変えたらしい。1枚はでるのだが、4席分のチケットにならないそうだ。
しかし、あれこれと操作している。
この時点で、ああ、今日は発券されないよなー。とピーン!!きた。
そして、やはり本日は発券されない。とのこと。
申し訳けないと思ったのだろう「郵送にしますか?」と聞くので、
「それは、書留にしてくれるの?」と聞くと、「いいえ。普通郵便です」といわれた。
こんな高いチケットを普通郵便で送るなんて、もし、紛失したら、そう。こう大切な物に限って無くなる事がある。
この国の郵便事情を知っていたら、、、、いや知っているはずだが、そんな時は知らん顔だ。
まあ、紛失しても再発行してくれるらしいが、これがまた面倒なことであることは、体験しなくても予想できる。
ここで普通なら、まったくもうー。と怒るのだが、
英国生活も長くなると、「あ、そう。じゃあまた来るから発券ができるようになったら 連絡して。」
(ここは皮肉っぽく言っているつもりだが、向こうには通じていないだろう。チェッ!。)

こうして、寛大になることを英国に来ていくつ学んだなー。

投稿者 lib : August 3, 2007 11:28 AM

コメント

コメントしてください




保存しますか?