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August 22, 2007

海辺でのホリデー

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お互いに1つ1つ確認していないけど、ダーリンと私は、好き、嫌いがよく似ている。
まあ、だから夫婦なんだろうけどね。
興味がないことの1つは「海辺で過ごすホリデー」がある。
そう、我々は、へそ曲がりであまのじゃくのようだ。

ダーリンの同僚、イタリア人の彼女が我が家に遊びに来た。
我が家の自慢は、家よりも広々とした自然いっぱいの庭。
「このラフな感じがいいですね。」と社長5年生の奥さんにも褒められた素晴らしい庭がある。
そう、手入れがまったく行き届いていない庭だけど、夏にはすごーく便利。
テーブルと椅子さえ用意すれば、りっぱなガーデンパーティができますもの。

イタリア人の彼女もそんな庭を褒めてくれて、ワインを飲みながら雑談していた。
そこへ料理を持って私が加わると、「ねえ、ココ。あなたこんないい天気でどうして帽子をかぶるの?。」
「そうだ、まだ、日傘をさしているの?」と続けて聞く。
「天気がいいから、帽子や日傘をさしているのよ。」と私。
「えー、わかんないなー。どうしてよー。」と彼女。
小麦色の肌だけが美ではないわよ。日本では白い肌が美しいのよ。と言うつもりはないが、
私は日焼けをするとすぐ赤くなり、そして、しっかりとシミとして残る。
この国は特に紫外線が強いので、油断はできないのだ。と言うと
「信じられない。太陽はいいよ。なんでわかんないのかな?」と自分の太陽信仰を押し付けてくる彼女。
こんなことで、討論はしたくないので、「これは、政治や宗教みたいなもんで、人それぞれの考え方の違いよ。」と軽く答えたら、
「なんでー。夏に海辺にいくでしょう。それをここでも満喫すれば?」と彼女。
「私たちは、海辺のホリデーはいかないのよ。」と答えると
「えーーーーーーー、信じられない!!!!!!!!!!」と絶句の彼女。

前にも書いたが、ダーリンは子供頃、判で押したように毎年行ったスペインの夏の休暇にいい想い出がなく、
我々は”海辺で過ごす夏”にまったく興味がない。

これで引き下がる彼女ではない。
さらに話は、義理の弟の話になった。
弟は最近仕事の関係でカラビアン に転勤した。住宅の目の前には海が広がる最高のロケ−ション、みんなが憧れる環境だ。
そのため、まだ引っ越して半年なのに義理ママやその他多くの太陽信仰の英国人が彼の家を訪問している。
ダーリンが日本にいた4年間には、たった2人しか訪れなかったのに。
義理ママなんて、香港にきていながら、日本に寄る話もなかった。
人気のない日本。

そして、この彼女でさえ、
「弟がそんな天国みたいな所にいるのに、もったいないなー。この機会をどうーして、無駄にするの?」という始末。
「本当に、もったいないなー。もったいないなー。」とブツブツいっている。

まあ、可愛そうなことに弟は、今は台風で批難しているけどねー。

価値観が違うとこんなに大変だと言う事を思い知らされた一日だった。
彼女とは、結婚出来なかっただろう。ふー。

その後、ダーリンが彼女と会うと、最近はデイプレッションだという。
この寒い英国の夏の天気で鬱になりそうだ。と弱くなっていた。
ダーリン曰く、人はその土地の水が合わないように、太陽も合わないってことあるのかな?

投稿者 lib : August 22, 2007 12:11 AM

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