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October 31, 2007

義妹の結婚式

darling.gif
ダーリンの一番下の妹がついに結婚した。
ボーイフレンドいない歴がないほど、適当にモテてダーリンとはちょっと違う。
夫になった彼にあったのは、4年前のクリスマス前のパーティー。
このとき、彼女はアメリカ人のボーイフレンドを英国に呼び、クリスマスと新年を祝うはずだった。
可愛そうなのは、このボーイフレンド、クリスマス前に振られ、異国の地で淋しい新年を向かえた。

妹のダンナは、背が低い。このことがよくダーリンの家族でネタにされていた。
子供服で済むから、お金が貯まるとか、どこにいるか見えないなど、
もちろん彼がいない時に言う冗談だが、私もいない時にはあの黄色は、、、何て言われているかもしれないなー。
おお恐。
この彼、しっかり屋だ。寮に住んで仕事をしていたので、家賃がわりに家を買い、人に貸している。
既に2件を持ち、投資をしっかりと考えている。その上、テレビはくだらないと家にはテレビがない。
だからケチと言う訳ではない。私は、このしっかりとした考え方を持つ若者に好感を持っている。
もちろん、義妹も大好きだ。

そんな彼らの結婚式だからとはりきって、何と振り袖を来て出席した。
着物の効力は、凄い。
「写真を撮らせて!」とか、「これ、着物っていうのよね?」なんて、みんなからどんどん話かけてくれる。
その上、バンドが入ってからは、ダンスに誘われたりもした。よしよし。
生憎、着物なのでうまく動けないのと、
汗だくになって、汚れた手で触られると着物の後始末が大変なので、丁重にお断りした。
最近は、みんなが珍しいのか着物に触りたがるのを知っているので、その気配を感じると素早く身をかわす。
しかし、スキンシップが大好きな国民だから、触ってはいけない。という意識がないのはちょっと困るな。
子供にも着物は効果がある。「あなた素敵なドレス着ているわね。中国から来たの?」というので、
新しい知識として「日本」と言う言葉をインプットしてやった。
どんな高いドレスを着ていてもこんな人気者にはなれないだろう。
ですので、皆さん、外国では着物を着ましょう!!

さて結婚式は、アウトドア嗜好の彼らにピッタリのスコットランドの田舎で、川が流れ、
山がある場所のマナーハウスで行われた。
元は貴族の館で、狩猟の戦利品として、鹿の頭の剥製が部屋のいたるところに飾られていた。
そして、食事をするホールでは、およそ2000頭の鹿の骸骨が天井に施され圧巻だった。
2時半から始まり、お開きになったのは0時45分。
ほとんどの人は、ここから30分程度の街のホテルに泊まっているので、
バスが向かえにきてくれるまで拘束状態だった。
着物を 12時間も着ているのは、結構大変だったので、最後はバスが来るのを今か今かと待っていた。
そして、お腹もいっぱい、お酒も飲んだ。暖かい車でウトウトして寝ていたら、バスが急ブレーキを踏んだ。
どうしたのかとフロントガラスを見ると、なんと鹿が道をふさいで止まっているではないか。
逃げる気配もなく、バスを睨んでいるようにも見えた。その間15秒はあっただろう。
そして、林に消えていった。
本日のディナーには、鹿のキャセロールのメニューがあり、美味しくいただきました。
あなたの仲間が見せ物になっていた場所で楽しんできました。
ごめんなさーい。乗客はみんなそう思ったに違いない。
でも、朝食の時には、「ねえねえ、昨日の晩、私たち鹿をみたのよ。」と自慢話になっていたのは当然かな??

投稿者 lib : October 31, 2007 12:04 AM

コメント

鹿三昧の結婚式のエピソード、興味津々で読ませて頂きました~♪
義妹さん御夫婦の末永いお幸せをお祈りしております☆

でも、着物に触られると本当に困っちゃいますよね(><)
私は以前婚礼司会者をしてたので、お着物をお召しの方の席に伺う時は、
粗相があってはいけないと、ものすごく緊張しましたよ~。

投稿者 rika : November 4, 2007 03:10 PM

着物はいいのですが、人々が触るのだけは困りますねー。
以前、絞りの着物を着ていた時に、いきなりその触感を感じたかったのか、触るだけではなく、布をもむというような行為をされたときは、手をはたきたくなりました。
お願いだから、触ってもいい?と言ってほしいです。

ココ

投稿者 coco : November 5, 2007 12:21 PM

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