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November 05, 2007

嗜好錯誤 その2

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前回、他人の秘められた嗜好を勝手に公表してしまった以上、私自身の嗜好をお知らせしないわけにはいかないだろう。
(本人が言いたいという噂もあり)

実は私は自分で「声フェチ」ではないかと思っている。

結婚前に付き合っていたボーイフレンドも、まあ見た目は別として(涙)、声だけは良かった。
結婚7年目になる夫も、まあ見た目は別として(涙)、声だけはめっぽう良い。

どうも私は低音でよく通る声(例えるなら伊武雅刀系の声)が好きらしい。(ちなみに森本レオ系はパスです)
声が良いと、それだけでその人への好感度2割アップ、いや3割4割は当たり前である。

声フェチは男女問わず、声の良い女性も大好きである。
鈴を転がすような声を持つ女性に出会うと、それだけで「ごろにゃ~ん」とその人の足元にじゃれつきたくなるような衝動にかられる。
日本で社会人になりたての頃、仕事を教えてくれた先輩の女性がそれはそれは美しい声の持ち主だった。
彼女の澄んだ声で仕事の指示をされる度に、「この人の為なら何でもしたる・・・この人に一生ついていったる・・・」と若い私は思ったものだった。(一生ついて来られたら彼女が迷惑だっただろうが)
たかがコピーをとってくるにも目をぎらつかせていた私を、彼女はさぞや気味悪く思ったことであろう。

と言うわけで、ベッカムなんて、いくら容姿が貴公子だろうが、契約金が300億円だろうが、あの声を聞いてしまったら私的にはランク下の男だ。悪かったわね、ディヴィッド。(負け犬の遠吠えに聞こえますか、そうですか、そうでしょうとも)

たかが声、されど声である。
例えば、以下のセリフを伊武雅刀の声で想像してみてほしい。

「洗濯物がたまってるね。履いていく靴下が無いんだけど・・・・」
「たまには焼魚以外のおかずも食べたいな・・・・」
「棚に埃が積もってるなあ・・・・最後に掃除したの、いつ?」

というような生活感あふれる会話も、伊武雅刀(勝手に同一化しているが)の低音の魅力で語られれば、まるで美しい詩を聞いているようである。マンネリ化した結婚生活にも潤いが生まれるというものだ。
私は夫のこの低音を聞きたいがために、あえて洗濯物や埃をためているのである。家事を手抜きしているわけでは決してない。(きっぱり)

かのセクシー料理研究家、ナイジェラ・ローソンは「毛深い人が好きなの」と激白したとか。(大衆紙サンによる)
フェロモンがにじみ出ているような彼女の嗜好、「さもありなん」という感じである。

皆、自分ならではの秘めた嗜好(サンやLibブログで公表している人もいるが)が、生活を彩るエッセンスになっているのかも。

皆さんにも特別な嗜好がありますか?

投稿者 lib : November 5, 2007 09:17 PM

コメント

子育てママに人生相談
GFはいつも痩せ型で、ショートカット、とか、BFは必ずしょうゆ顔という人は多いですね。
私は友人によると 「歴代の彼氏は 『男である』 という以外の共通項を見出せない」と言われています。顔、体型、性格、学歴、国籍、を考えてみると、 「柔軟性がある」とか、「間口が広い」、あるいは 「男なら誰でも」などが考えられます。私の好みは何なんでしょう? 「バラバラ型」のカテゴリーでしょうか? 女性としての自分というものがわかりません。尼寺に行くべきでしょうか?  (相談者 女性 ロンドン在住)

投稿者 十貴川 洋子 : November 6, 2007 10:07 PM

ご相談、拝読いたしました。
いつも似たようなタイプの恋人を選んでしまう、という行動を心理的に掘り下げてみますと、例えば父親(母親)の影を異性の中に求めたり、慣れ親しんでいるものへの安心感、といった要因が考えられます。
このような観点から見ますと、「歴代の彼氏の共通項が見出せない」というあなたは、過去を振り返らない「前進あるのみ型」、または一つの器(人生)の中で、色んな味を試してみたい「幕の内弁当型」に分類されると思われます。
どちらにしても人生に前向きなことが特徴ですので、ご心配しなくても大丈夫でしょう。
ちなみに尼寺は「女としての自分探し」をする場所ではありません。間違えて出家しないように気をつけましょう。
(回答者 倫敦の母)

投稿者 子育てママ : November 7, 2007 11:10 PM

ご回答ありがとうございました。
「幕の内弁当型」として、生きていけ、ということですね。魚のフライにソースをかけながら、次は奈良漬か、それとも筑前煮か・・・と、人生を模索していくこととします。
尼寺に行かなくていいと聞き、安心しました。正座できないし、朝寝坊だし、ワインも飲めないし、お下劣ネタで笑えないし・・・と心配していたのが解決しました。
(ハッピーな相談者 女性 ロンドン在住)

投稿者 十貴川 洋子 : November 8, 2007 09:49 PM

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