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December 05, 2007

ウインザー城、イートン校(その1)

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女友達と旅行にいくことになった。
二人ともロンドンに長く住んでいるが、一緒に出掛ける旅はこれで2回目だ。
パリにしようか、それとも行った事がない英国国内などと候補があったが、
なんと近場のウインザー城、イートン校巡りとなった。
ロンドンからだと通勤圏内なのに、なんと1泊することにした。
久しぶりに家から解放?されて、ウキウキムードの2人。
まずは、ゆっくりのお出かけで、それも電車を使い、昼頃に着いた。
さっそくお昼だ。
前に来た事があるが、何も調べていないので、行き当たりバッタリのレストランに入った。
料理は、まあ、観光客用だからこんなものかと言う感じだった。
いつもなら、料理に文句をいうが、女2人はともかくよくしゃべるのだ。
だから、あまり料理はたいして関係ない。
近況は、お互いにしっているが、いざこうしてゆっくり話しだすと、細かい点を聞いていなかった。

お互いが、英国人をダーリンにもち、なんとダンナが同じ年。
そして、どちらもダンナの両親が離婚をしている。
もちろん始めの話題は、姑問題。
彼女の場合は、ダーリンが一人っ子。その上、両親ともロンドンに住んでいるので大変。
その上、義理ママがすごい。キャリアウーマンで、美貌が自慢。
ミニスカートは着こなすし、いまだに恋愛モードにすぐに入れる強者だ。
どうも嫁と張り合っているらしい。
仕方がない。男の子で一人っ子。その上、離婚していたら、その子供はママにとって、子供でありながら、恋人役なのだ。
やれ、今日は男か声をかけてきたとか、お茶に誘われたとか、いかに自分がモテるかを嫁にアピールするらしい。
そして、嫁にまで、もっとミニスカートをはけとか、痩せすぎて胸を小さくするなとか、
ある時は友達的に、また、ある時はライバルとしての助言が飛ぶらしい。
確かに彼女の結婚式に参加した時に、新郎のママは、ママというより女をアピールしていたドレスだった。
女としは、尊敬できるけど、義理ママとなるとちょっと違うな。

ダーリンの両親は、現在パートナーがいないので、さびしいのか子供夫婦と一緒に過ごす事が多いそうだ。
それにロンドンにいるために、家族行事が多く、そのたびに振り回されるらしい。
やれサッカーを一緒に見よう。ご飯を食べに行こうというお誘いから、誕生会、クリスマスと会う機会が多い。
ああ、それに比べて、私はなんとラッキーか。親戚が遠くにいくので、年に会うのは数回のみ。神に感謝だわ。

あるとき、友人は、甘党の義理パパの誕生日に、 奮発して高いケーキを購入していったそうだ。
会場は、もちろん義理ママの家。料理をつくるのもママだ。
ほら、おいしいでしょう、とみんなに褒めてもらいたくて仕方がない。
友人も慣れているので、「おいしいですね。」とママをいい気持ちにしてあげる気遣いもしていたそうだ。
そして、デザートタイムになった時に、義理パパはウキウキしいていたそうだ。
実は、義理の娘が買って来たケーキを見てしまっていたからだ。
義理パパ「なんかデザートなんかあるんじゃないのかな?」と遠回しにいった。
義理ママ「あ、そうだったわね。」と言ってキッチンに行って、
持って来たのはスーパーマーケットで購入した大型のトライフル(カスタードクリームに生クリームが載ったお菓子)。
義理ママ「これって意外に美味しいのよ。沢山、食べてね。」
友人(やられた。ママは、おいしいケーキがだされると、買って来た自分に話題が移るのが面白くないんだ。)
みんなは、仕方がなくそのトライフルを食べた。
義理ママ「家には、私1人だから残さないで食べてね。」と2杯目も取り分けている。

しかし、友人も負けていない。
「私のケーキもあったわね。だしてもいいかしら?」と台所に行って、ケーキを自ら持って来たが
すでにみんなは、お腹がいっぱいで食べられない様子。
義理ママ「あら、もったいなかったわね。」そして、パパに向かって
「せっかくだから持って帰ったら?」でお終いになったそうだ。

すごい義理ママです。
そして、我々は、お腹もふくれたし、やっと観光にと動き始めました。(つづく)

投稿者 lib : December 5, 2007 03:02 PM

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