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April 28, 2008

男のプライド 1

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近所に住むニッキーは、息子より2才年上の男の子だ。
学校が休みの日は、いつも暇そうに家の前でぶらぶらしている。

彼のぶらぶらテリトリーがだんだん拡大して、最近は徒歩5分ほどの我が家にまで一人で来るようになった。
(ニッキーは7才。一応、11歳以下は一人で外出してはいけないことになっているが、まあこの位の年齢になれば気にしない親子もいるのだろう)

イギリス人は「アポ無しで人の家に来るなんて、ありえない」人種だが、やはり子供は
「あ~そ~ぼ」
と気軽に遊びに来るのだな。物騒なロンドンでも牧歌的な気持ちになる。
一人っ子の息子も遊び相手が来ると大喜びで、ふたり仲良く遊んでいる。
(ただし、日本の様に子供だけで外で…と言うわけにはいかないので、大抵家の中で遊ぶことになる)

でも、いつでも突然の来訪なので、こちらの都合が悪いこともある。
先日、息子の友達のバースデーパーティーにさあ出かけよう、というところで
「ピンポーン」
とニッキーがやってきた。
「ごめんね、今からパーティーに行くから…」
と言うと、この世の終わりの様な顔をされてしまい(実話)なんだか気の毒になってしまった。
会場を借り切ってのパーティーだったし、お母さんとも仲が良かったので、まあ一人増えても変わらないか、と一緒に連れて行ったこともあった。
(Invite myself ってやつですな。イギリスのオキテ、無視しまくりのニッキーと私である。)

この春休みの間、息子は毎日ホリデークラブ(いつも行っているアフタースクールクラブが終日面倒を見てくれる)に通っていた。
ある日、私が外の用事から戻ってくると、我が家の前でニッキーが待っていた。

どれくらいここで立っていたのだろう。
息子を待っていたのは火を見るより明らかだが、私が一人で戻ってきたのでお目当ての息子はどこかに行っていると瞬間的に察したのだろう、
「僕、今から友達の家に行くところなんだ」
と私に言う。

「そうなんだ、いいねえ~」
などと私も合わせると
「でも…明日なら○○(息子の名前)と遊べるかな…」
と言う。

「ごめんね、明日もホリデークラブに行くのよ」
と私が言い終わるか言い終わらない内に、
「ああ、忘れていたけど明日も友達と遊ぶ約束しているんだった。ん~、多分週末なら遊んであげられると思うよ」
と言い去っていった。

息子が不在だった気まずさに加え、毎日スケジュールが真っ白みたいに思われるのは7歳児でもプライドが傷つくんだろうか。
面白いなと思っていると、最近、息子にも同じような言動が見られるようになった。

つづく

投稿者 lib : April 28, 2008 10:19 PM

コメント

何処でそんなプライドなんていう感覚を覚えるのでしょうか?
面白いですねー。やはりパパの影響でしょうか?
お宅のご主人は、どうですか?
ココ

投稿者 coco : April 30, 2008 05:55 PM

私はどうも、「男のプライド」は覚えてくるというよりも、本能的なもののような気がしているんです。
うちのダンナのプライドについては、次回書きますね♪

投稿者 子育てママ : May 2, 2008 03:19 PM

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