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July 22, 2008

気になる人々 その1(coco)

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英国に来てからいろんな人種の方々を見たり接したりしているが、とりわけ興味があるのが、Jewish(ユダヤ人)。それもユダヤ教の信者でかなりオーソドックスな人たちにとても感心があるのです。これは、彼らが多く住む北ロンドンに住んだせいかもしれないな。
彼らは、夏でも、冬でもスタイルは変わらず、黒いコートを来て、毛の帽子をかぶり、ヒゲをはやし、クルクルとカールした髪型の男性に対し、女性は、こんな服何処で売っているの?というくらい素朴で質素な昔風の服装をしている。そして、いつも沢山の子供を連れているのが特徴だ(少子化なんて関係ない)。独特な生活スタイルが宗教と関係しているのは分かるけど、もっともっと秘密?を知りたいワタシです。

これまでに私が知ったことは、結婚すると奥さんは、頭を剃り、カツラをつけるそうだ。まあ、髪を剃る=女の魅力を半減して、家庭安泰を試みているのでしょうけど。だからつい彼女達のカツラに目が行ってしまいます。そういえば、彼女達のスタイルに、帽子やスカーフ覆いが多いな。
男性が被っている円形の大きな帽子シュトライネルは、テンの毛で出来ていて、高価なものは2000ポンドもするとか。これは花嫁の父が2つ!を婿に買ってあげるのが習慣らしい。まあ、毛皮の一種だから高いのは仕方がないけど、2つの帽子とは、2つを一生の間使うのでしょうか?
男性のコートも限定された素材で作られた物を着るのが原則で、こんなイギリスの夏だからいいけど、イスラエルなどの暑い国ではあのような冬服を着ているのはさぞ暑くてつらいことでしょう。(耐えると言う教えを守るのは大変ですね。)

食生活も厳しく、ミルク等などのデイリー品と肉は一緒に食してはいけないし、一緒に保管してはいけないようだ。だからきっと冷蔵庫は2つあるだろうし、厳格な家庭はなんと台所が2つあるも設置してあるとか。その他、エビ、蟹などの甲殻類や貝は食べられないし、豚もダメ。肉は、ユダヤ人が屠殺したものしか食べられないそうだ。 北ロンドンにいくと彼ら専用の肉屋やコーシャーバーガーなどのレストランを見かける。そうそうスーパーマーケットには、大概彼らのためにコーシャフードコーナーがある。

私の人生の中でこれまでに彼らとかかわったのは3度。1度は、家を探している時の大家として。家具付きの不動産だというのに、かけ布団もないし、枕も、シーツもない。そして台所では、コップ、鍋、皿がほとんど置かれていなかった。うーむ、倹約家(別名ケチ)ということらしい。いろんな意味でそこには住まなかったので、それ以上の情報が得られず残念だった。2度目の関わりは、歯医者の先生だ。これ先生、なかなか腕がよかった。土曜日もオープンしているので、あれ?安息日でも働けるの?と聞くと、自分は宗教を持たないといっていた。今は何処で開業しているのか、またお願いしたい。そう、ユダヤ人は器用だ。3度目は、なんと日本で出会った。友人の母親の葬式がラバイ(司祭のようなもの)によって執り行われた。なんと友人も知らなかったのだが、母親はユダヤ教に入信していたそうだ。ユダヤ教の世界制覇はここまできているのか。
なんとも日本でお目にかかるとは因縁深いと、益々興味を持ち、ユダヤ人の関するテレビ番組があると必ず見たいし、もっともっと知りたいと思っている。早く4度目、5度目と彼らとかかわる機会を増やし、見聞を広めたいと思う私です。彼らとの接点を増やす方法があったら、ぜひ教えてほしいです。

投稿者 lib : July 22, 2008 11:34 PM

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