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November 19, 2008

義理ママ孝行

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義理ママの誕生祝いにパリに一緒にいくことになった。
妹のダンナの仕事が休めず、そして、弟一家は誘わずダーリンとその妹と嫁の私の計4名で出掛けることになった。
妹は直接、飛行機でパリに、義理ママと我々はユーロスターでパリ入りとなった。行きはダーリンは、仕事上、朝からは行けず、なんと私が義理ママをつれ、一足先にパリ迄連れて行くことになった。
ママは、パリにいくのは42年ぶりということで、ワクワクしている。
幸いパリのホテルは、以前泊まった場所なので気楽にたどり着けると思った私だった。
ユーロスターは、レジャーセレクトというクラスで、ちょっと広めのシート。ママは、席に着くなり、広めのシートを見てキャッキャッと喜んでいる。
朝早く家を出たので朝食を食べようと思い、乗務員に食事を購入できる車両を訊ねると、このクラスには食事がつくという。簡単な料理だが、金属のカトラリーで出された食事は、まあまあの味で大満足のママ。
パリに着く間、私はガイドブックを必死に読んでいるのに、ママは新聞を読み、クロスワードに夢中になっている。
ママにパリで何をしたいの?と聞いても答えがない。そうママは買い物も、食事も、美術鑑賞もまったく興味がない。あえていうなら歩くことかな?
そうか、だから42年間もパリにきていなかったんだなー。

あっという間にパリに着き、さっさとパリのメトロのチケットを購入し、ホームに向かう私を見てママはただ感心している。そうだ、たまには私も尊敬に値することもしているさ。
ホテルのある駅につき地上にでると交差点に出た。あれ?どっちの方向だったかしら???
さあ困ったなぁー。でも、この4つのどれかを少し行き、小径に入るのだから直ぐに見つかると思っていたら、ママが急に動き出した。
そう、せっかちのママだから、私がここで悩んでいる間を待つのは耐えられないようで自ら動き出した。各道の名前を探して私に告げる。しかし、ホテルのある道名は分かるのだが、メインの道名まで控えてこなかった。しかし、まったく焦っていない私は、こんなときはホテルの名前が書かれたものを出すのが早いとばかりに、通行人にホテルが書かれた地図を見せ聞いたが知らないと言う。今度はレストランで牡蠣のディスプレイをしている人に聞いたら、かなり無愛想にあっちと指差してくれた。しめた!!方向さえ分かればもう大丈夫と足元も軽く動き出したが、ママは心配顔だ。
まあ、そうだろう。外国人の上、英語も満足にできないうえに、まましてフランス語なんて話せない私を信用いているのだから、、、、。
方向を聞いてからホテルにはすぐたどり着いた。ママも安心な顔になった。
さあ、荷物を部屋に運び込もう!!(つづく)

投稿者 lib : November 19, 2008 02:21 PM

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