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May 28, 2009

ああ、殺人事件。(その2)

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ここで上の住人を説明しよう。 我が家は、その昔は2階建ての1軒屋だった。それを3階にし、3つの住宅に改造したようだ。このようなフラットはコンバーティブ・フラットといい、一番の問題は音が漏れる事。
3人のオーナーがそれぞれの階をもっており、我々以外の2人は投資として他人に貸し出している。
この事件のあった部屋(日本でいう3階)のオーナーは、絶え間なくテナントが欲しいためにカウンシル(市役所みないなもの)に貸している。この国は、なんと行っても困っている人に優しい。(優しすぎて、私の税金をかなり無駄にしているといつも思っている。) カウンシルは必要な人に部屋をあてがう。この必要な人とは、生活保護を受けているか、公から住処のサポートを必要としている人が多い。そのため、ここに来る住人は、何か問題を抱えていることが多い。
始めは、コソボから逃げて来た家族だった。彼らは、私が同じように外国人として、この国に生活しているので、境遇も同様とおもったのかとても親切にしてくれた。家に遊びに来いと招かれ、行けばビール、お菓子を出してくれ,仕事はあるかい?なんて心配された。彼らの境遇に比べれば、私の国なんて平和ボケしているので、申訳けなかった。今はもっと広い家に移ったが、とてもいいご近所さんだった。2番目は、以前にも書いたが、この家に来た時にはすでのお腹が大きい10代のシングルマザー。兄とボーイフレンドが問題児で、 警察が来た事も度々あった。そして、今回の住人であり、殺人犯はアルコール依存症だった。

この男性、英国人で静か。そう、アルコール依存症でも静かな人もいるんだ。この事件の起こる少し前までは、なんの問題もなかった。彼には時々ボーイフレンドが訪ねてきた。
数週間前、夜遅くに我が家の玄関のベルがなった。だいたい知り合いなら電話してから来るし、予定以外の訪問者は勧誘か宗教に決まっているし、夜なんてぜったいに出ない事にしている。
すると我が家の窓をノックするではないか、仕方がなく玄関を開けると3階の住人のBFだった。
「僕の犬が上にいるの。だけど彼はいないみたいなので、心配だからここで待ちたいから中に入れて。」という。しかし、我々は彼の事をよく知らないし、住人がいないのに、入れる訳にはいかない。「悪いけど、」と言うと、スーっと入ってきて、「お願いだから、、」と泣きつく。
優しい物言いだが、自分勝手。そして、階段に座ったまま動かない。
「出て行ってくれないなら、悪いけど警察を呼ぶよ。」とダーリンが行っても動かない。しかたがなく警察に電話すると警察は,シリアスな問題もないとわかり面倒ないい方で「うーん。そこに行けるのは2時間ぐらいかかるよ。」とつれない返事。そして2時間たった後、やってきてくれた警察のお陰で、彼を外に出してくれた。そして、その後、彼が殺されるはめになった。(つづく)

投稿者 lib : May 28, 2009 09:44 AM

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