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October 07, 2009

ニューヨーク旅行 その2

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エアロスミスの全米ツアーはキャンセルされてしまい、ステージから姿を見初められて、アフターコンサートパーティにグルーピーとして招待され、スティーブンからチヤホヤされるという野望はみじんに砕かれた。
が、ニューヨーク行きの航空券は残っている。 というか、キャンセルできなかったのだ。

というわけでしかたなくのニューヨークツアーである。

昔アメリカに住んでいたので、ニューヨークは何度も行ったことがある。どのくらい前かというと、まだワールドトレードセンターがバーンと元気に建っていた頃だ。
「わーい、高い、高い」と喜んでいたものだ。展望階にはガラスで下界が透けて見える床があり、高いところは得意な私も足がすくんだ覚えがある。 あのビルはもうないのね、しみじみ・・・。

最近、更新したパスポートを渡米前に登録する。 何でパスポート写真ってこんなに不細工なんだろう、と思うが、友人に言わせると 「写真は何ひとつ洩らさず、加えず、その顔のまま」だそうである。 ってことは、私はこの写真並みにXXXということか・・・。

航空機はバージン航空だ。チェックインは機械にパスポートを差し込むだけで、予約している便名が表示、名前が確認される。 「予約席を他の場所に替えますか?」などと親切な質問もある。文明の進歩ってすごいな。
バージン航空に初めて乗ったときも、ロンドン、ニューヨーク間だった。当時のバージン航空はできたばかりで、飛行機が一機しかなかったため、 「まだ、ニューヨークから飛行機が戻っていないので、しばらくお待ちください」とアナウンスがあったっけ。

そう言えば、ニューヨークから某中近東系航空に乗ったこともある。JFK空港の航空会社のカウンターの 「その他のメジャーでない航空会社、もろもろ」のところに並び、乗客が怪しい雰囲気の奴らばっかしに見えたのは気のせいか? 学生で貧乏旅行をしていた私も含めてだが。
機内のエンタテーメントビデオは、エィミー・ワインハウスのような、どぎついアイメイクをした歌姫のバックで、頭にテーブルクロスを載せて、輪っかで押さえたような例のアラブスタイルのおやじが数人でダンスを踊るという、異国情緒にあふれたものだったが、到着先はロンドンではなく、砂漠の国だったらどうしようという不安を覚えた記憶がある。

さて、今回はニューヨークの隣の州、ニュージャージーのニューアーク・リバティ・エアポート着だ。わざわざ、この空港を選んだのも、最初のエアロスミスのコンサートがニュージャージーの予定だったからである。 

・・・スティーブンのバカ。頭をパックリと割って、肩を骨折するなんて。せっかくロンドンからはるばるやって来たのに。

ニューアーク・エアポートは大きな空港に変わっていた。 
「おお、お前も出世したものよのう・・・」と感慨にひたったが、考えてみれば、このエアポートを使ったのはほんの数回だけで、それほど馴染みがあるわけではない。

入国審査では、右手の親指以外をまず4本、それから親指。そして、同じく左手、と機械に当てる。次は瞳、とチェックが入る。
「アメリカは初めて?」
「XX年ぶりよ」
「そりゃ、久しぶりだ。観光?」
「観光だけど、実はね・・・」
パスポートコントロールのおじさんにエアロスミスへの恨みつらみをぶちまけそうになったところを友人が止めた。時間がかかると思ったのだろう。

「アメリカへようこそ」と入国審査の人。
えっ? 今 「アメリカへようこそ」 って言った?
いいな、これ。ヒースロー空港でも言えばいいのに。
「イギリスへようこそ」
・・・言わないだろうな。 イギリスのパスポートコントロールでは、ろくな思い出がないぞ。もう少しでケンカしそうになったことも多いし。感じ悪いぞ、ヒースローの入国審査官!


というわけで、この日は空港の近くのホテルに泊まる。明日はマンハッタンだ。

続く

投稿者 lib : October 7, 2009 10:04 AM

コメント

 洋子さんのブログは読むだけで、
意味もなく元気が出るのが不思議。
末永く続けて下さい。

投稿者 香奈 : October 8, 2009 04:20 AM

元気ならあり余ってます。 ご希望でしたら、100グラムあたり500円(消費税、送料別)でお送りいたします。 ・・・と思ったのですが、イギリスの郵便ストの混乱のため、今回は見送りさせていただきます。 またのお問い合わせを心よりお待ちいたします。 十貴川商店 ロンドン支店

投稿者 十貴川 洋子 : October 9, 2009 02:43 PM

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