January 04, 2006
クリスマス その1
今年もクリスマスは、ダーリンのママの家で過ごした。
いつもクリスマスの数日前にママの家に到着すると、クリスマスディナーの話がはじめる。
今年のターキーは、何処何処に頼んであるとか、スターターはどうするとか。
今年は、だれが参加するか等々。
25日当日までは、あまりプランはない。明日はどうする?なんて具合いだ。
ホームタウンにもどった妹や弟は、友人たちに会うのに忙しいが、
ダーリンは、親友1人に会えばいいので、彼らほど忙しくない。
映画を見たり、散歩をしたり、本を読んだりとゆっくりしている。
はじめはこのゆっくりが退屈だったが、
最近はこれもなかなかいいなーと日頃読めない本を沢山持ってくることにしている。
そう、やっと私もペースがわかってきたみたい。
しかし、25日になるとこれが、急に忙しくなる。
ママは、朝5時頃に起きて、ターキーをオーブンに入れる用意をはじめる。
毎年ターキーを焼く時、ママはかなり神経質になる。
以前ターキーが中まで焼けていないことがあり、
失敗した(=恥ずかしい!!)とトラウマになっているとか。
そんな忙しい中、朝食を用意してくれる。
「シャンペーンブレックファーストよ!!」とママは、誇らしげにみんなに言う。
クリスマスは、みんな少しオシャレをして、テーブルに着く。
シャンパンをオレンジで割り、ハッピークリスマス!!と乾杯して、
スモークサーモン、スクランブルエッグとトーストを食べる。
それが終わると、ダーリン、弟、妹とおまけの私は、ママがクリスマスディナーを準備をしている間に、
パパのおばあさんの家にプレゼントを持って訪れる。
おばあさんを車に乗せて近くにいる伯母さんの家にお邪魔する。
「何を飲むんだい?」なんてすでに赤い顔をしている酒好きの叔父さんがみんなに聞いている。
クリスマスディナーの準備で忙しい伯母さんにかわり従姉妹たちがカナッペを用意してくれる。
そして、最近どうしうているの?と近況報告とし合い、お互いにもらったプレゼントを開けて、
「素敵ね!!」「ありがとう!!」と礼儀正しく御礼を言っている。
そう、たとえ欲しくない物であっても、笑顔で御礼を言えるのはすごいなー。
小1時間過ぎると、妹がそろそろ失礼しないと、、といい、次の目的地ママのおばあさんの家に行く。
そこには叔父さんや従姉妹たちがすでに来ている。
ここでもプレゼントを渡し、開けて御礼をいい、お互いの近況報告をしながら、
またまた、つまみを食べ、酒を飲みながらまた小1時間近く話す。
やっと帰ってくるとクリスマスディナーの始まる時間に相応しい2時頃となる。
そう、みんな近くの町に住んでいるのでお互いにこんなクリスマスの習慣が続いていた。
が、今年は、一人のおばあちゃんが亡くなり、
もう一人は、入院で、いきなりこの習慣がなくなってしまった。
そして、なんと朝食が終わったら、みんなで散歩をするという、のんびりクリスマスになってしまった。
ダーリンは社交的ではないが、この慣習がなくなったのは、やはりちょっぴり寂しいようだ。
おばあちゃんの存在って大きかったんだなー。(つづく)
投稿者 lib : January 4, 2006 08:41 AM