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March 22, 2006
マイママがやってくる!!(その3)
さて、2回目のママとの海外旅行が始まった。
パリを訪れるママの目的は、大好きなモネの絵画をはじめとする美術館巡りだ。
前回に懲りて“もしも”の場合にも備えて、レトルトの日本食もパリに持って行く。
その上、ホテルにお茶の用意がないヨーロッパだから、旅行用ケトルも購入した。
ティーバックのお茶、コーヒーもばっちり持ったぞ。
さあ、準備万全。
これならママと何処でもいけると自信満々な私。
パリにつき、ホテルに荷物を預け、さっそくパリ見物。
生憎 モネの有名な睡蓮があるオランジュリーは休館しているが、
別の美術館で沢山のモネが見られて幸せそうだ。
しばらくぶりに一緒に歩くと
ママの歩くスピードが随分遅くなっている気がする。
やっぱり歳だなー。
次に、オルセーに寄った。
ここでも沢山の絵画を見て、ご満悦のママ。
なかなかいい出だしだなあ。よかった!!
しかし、ここでハプニングが起こった。
疲れもあったのだろう、7段ぐらいの短い階段を降りている時に
後ろから、「あー!!」という声がした。
振り向くとママが、倒れていくのがスローモーションで見える!!
本当にコマ送りのように見えるのだ。
まずい!!ママはもう70才、骨が折れるー!!と思った。
転んだ瞬間を見ていた人が飛んで来てくれて、
『大丈夫!?』としきりに聞いてくれる。
身振り手振りで、何処を打ったかと聞いてくる。
やさしいな。聞けば、看護婦だという。
我々は、ママを起き上がらせて、何処が痛いか聞いた。
『大丈夫よ』というママ。
打ったので痛いが、折ったような痛さではないという。
『本当!?、本当に?!』
ホッ!!よかった!!よかった!!
知り合いが、お父さんとパリに来た時、
お父さんが、バランスを失ってエスカレーターの上から下まで落ちたそうだ。
頭がパクってあいたそうだ。もちろん入院。
3日間、パリにいながら病院通いだったそうだ。
そんな話を聞いていたので、ああ、うちもだー!!と一瞬思ったが、
何とか大丈夫のようだ。
ホッ!!
しかし、ママとの旅は、これだけでは終わらなかった。(つづく)
投稿者 lib : March 22, 2006 09:05 AM