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April 05, 2006

ダーリンのママがやってくる(その1)

darling.gif  大変だ。
ママがロンドンに来る前にやることがたくさんある!!
カーテンを直し、家をきれいにし、庭を整理しないと。
ああ。大変だ。

以前来た際に言われたのは、カーテンの長さだ。
「カーテンの長さは、ラジエーターにかかってはダメよ。」

「え!!なんで?」

「暖かさを逃がさないためには、
窓が隠れてラジエーターの上までがちょうどいい長さよ。」

「そうね。私が持って帰って直してきましょう」
とママのオファーがあった。

嫁としてママにそんなことはさせられない。
「その間にカーテンがないとこまるし、送り返すにもお金がかかるから大丈夫。私がやります!!」
と丁重に?断ったのは、3年前。
あれからやろうと思ったのは、何度もあるが、手を付けていない。
いまだに暖かさが逃げる長さのままだ。

どうしよう。時間がないなー。

3年前にママがオファーしたには訳がある。
ママは、どうも私が、裁縫を苦手にしていると思っているようだ。

それは、我々がロンドンに戻る直前、弟が日本に遊びに来た。
帰る際に、自分の荷物があまりないから、
我々の荷物を持って帰ってくれるという。
その言葉に甘えて、ダーリンの服をメインに持ち帰ってもらった。

弟が持ち帰った洋服をママがスーツケースから出す際に、
嫁チェックがあったようだ。
ボタンが取れていないか、裾がほつれていないか等...。
そして、ママとしては裾上げが気に入らなかったらしく
やり直したらしい。

「・・・・・・・・・」

しかし、ママは私に一切何も言わなかった。
このことは、弟が見て、ダーリンに話し、ダーリンが私に話した。
みんなは、ママの癖、行き過ぎた行為をからかっているのだが、
私にとっては問題だ。
きっとママは、裁縫の下手な嫁。
息子がかわいそう。と思っているだろな。

自慢じゃないけど、昔は私だって、趣味でスカートやズボンを作っていたのだ。
まあ、ママがその腕を認めてくれるかは、別だが。

そんな経緯があり、ママのカーテン直し発言があったのだ。

「3年もたっているから、大丈夫よ。」と友人はいうが、
ママはきっと覚えているよなー。
ママの記憶は、像並みで決して忘れないからなー。

こんなときに限って仕事も忙しい。

ああ、ママが来てしまう。
カーテン、どうしよう。(つづく)

投稿者 lib : April 5, 2006 08:56 AM

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