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April 17, 2006
電話会社の仁義なき戦い 3
突如として接続できなくなったインターネット。
原因の分からないままプロバイダーに電話をかけ、私のアカウントを調べてもらった。
「う、・・・・。」
オペレーターの戸惑った表情が見えるような気がした。
「マダム、マダムのアカウントに接続されていません。」
「接続されていない?どうして?料金はきちんと払っているのに?」
「この度、会員の皆様のブロードバンドをアップデートしています。その手続きのためのアクシデントと思われます。このアップデートは無料で、しかも通信速度が飛躍的にアップし・・・・ぺらぺらぺら」
後半はマニュアル通りの説明と化した。
そんな能書きは聞きたくない。
私が要求するのは、インターネットを再び接続してもらうこと。それだけである。
この時点では、「間違いは誰にでもあるし」とまだ余裕の私であった。
「アップグレードはどうでもいいんだけど。まあとにかく、すぐに再開してくれるんでしょうね?」
「もちろんです、マダム。すぐに手続きを行います。○月×日から使用できるようになります。」
「へ?」
○月×日といえば一週間後ではないか。
聞き違いかと思い確認した。
「○月×日って言った?」
「その通りです、マダム。」
私は狼狽した。
インターネット中毒の私に、一週間もどうやってインターネット無しで過ごせというのだ。
人はあまりに慌てると、本当にろれつが回らなくなるのだという事を、この時知った。
「そ、そんなことって、ウグウグウグ、信じらレロレロレロ・・・・・・」
「ソーリー、よく聞き取れませんマダム。」
「一週間もかかるってどういうことよ!?もう少し早くできるでしょう?」
「残念ながら○月×日が最短です、マダム」
「やってできない事はない」
「成せばなる、成さねばならぬ、何事も」
などの精神論まで持ち出したがイギリス人に伝わる筈がない。
再開期日は頑として変わらなかった。
「じゃ、じゃあ、なるべく早く繋がるようにしてね。」
それでも念を押し、絶望的な気持ちで電話を切った。
も少し続く
投稿者 lib : April 17, 2006 11:14 AM