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May 22, 2006
オリ専な人々 その1
一部の人々の間では、いまだに
「日本人女性は、従順で、控えめで、可愛くて、夫を立ててくれて・・・・・」
という神話が存在するらしい。
白人男性が仕事などで日本に滞在した際のモテモテ体験(これは容易に想像できる)を自国の友達に話す事で、この神話(または妄想)はいっそう真実味を帯びる。
夫は結婚披露宴で、
「僕のジャパニーズワイフは、例え僕が朝の3時に帰宅しても、何も聞かずに起きて僕を待っていてくれるんだ。」
とスピーチした。(もちろん冗談)
驚いたのは、ゲストの大半がこれを信じた事だった。
夫は男性ゲストからは羨望のまなざしを、女性ゲストからはお叱りの集中砲火を受けていた。
この様な、根強い日本人女性信仰(または勘違い)がベースとなり、オリエンタル女性専門、略してオリ専と呼ばれるイギリス人男性が存在する。
オリ専の彼らは、街で見かける渡英直後の日本人女性に声をかけまくる。
真面目な日本人女性は、怪しいな、とは思いつつ「英語の練習になるし・・・」と、つい話に付き合ってしまう。
無視されたり、渡した電話番号に一生連絡が来なくても、オリ専たちはめげない。
なにしろ、英語学校の生徒の半分は日本人だった、という話も少なくないロンドン。
ターゲットには事欠かないのだ。
(ワーキングホリディ制度の導入は、オリ専達の活動をますます活発化させたことだろう)
私もイギリスに来た初めのころは、道や公園でこのオリ専男性からよく声をかけられた。
(今は一人で歩いていても、とんと声がかからない。
やはり彼らは、渡英直後のウブな娘を嗅ぎ分ける鋭い嗅覚を持っているのだろうか)
大抵はヒマをもてあましている退職後のおじいさんとか、いかにもオタクっぽい(イギリス人にも存在する)若者が多いのだが、ごく稀に、社会的地位の高い(自己申告)人もいる。
その男に声を掛けられたのは、オックスフォードストリートを一人で歩いている時だった。
続く
投稿者 lib : May 22, 2006 09:30 AM
コメント
こんにちわ!私達の間ではこの手の人達を「ジャパ専」と呼ばせていただいております。(ピカデリーサーカスにあるジャパ○セン○ーの略と同じです)。まったくもって、始末に終えん、奴らです。日本人女性は、控えめでしかもお金持ちだと誤解をしておりますから!
投稿者 春望 : May 27, 2006 09:51 PM