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December 12, 2006

イギリスの公立学校 2

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「確実」と思い込んでいた、そこそこのB校から「残念ながら・・・」のレターを受け取った時点で、「優良校」A校、「イマイチ」C校からも何も連絡が来ていなかった。
息子の生まれた2002年は前年の9.11の影響でベビーブームだったと聞いたこともあり、「もしかして子供の数がすごく多いのかも・・・まさか全滅!?」と慌てまくった。
近所の私立幼稚園に駆け込み、ウェイティリング・リストに息子の名前を載せた。
その翌日、C校から「あなたの子供を受け入れます」という旨のレターを受け取った。

C校はイマイチの評判だが、急に貴重なものに思えてきた。
とりあえずは席を確保して、通わせてから様子を見ようと、オファーを受け入れることにした。
レターの下についているスリップにサインして幼稚園に送り返すのだが、よく読むと、レターが家に着いたのが金曜日なのに、週明けの「月曜日までに送り返す事」と書いてある。
何かの事情で週末、家を空けている人はどうなるんだろう・・・と思いつつ、「ぼーっとしてたらこんな時期になっちゃったー。レター送るの遅くなっちゃったからあー、返事は早くしてよねー。」と気だるそうにつぶやく事務員の顔が透けて見えた。

どちらにしてもC校は徒歩5分の距離なので、その日のうちに学校に直接手渡ししに行った。

レセプショ二ストは同僚とおしゃべりしていたが、スリップを笑顔で受け取ってくれた。
一緒に行った夫が、
「レシート貰った方がいいかなあ・・・?」
と小さな声で私に言ったが、まさかこんな単純な作業に間違いがあるはずもなかろうと思い、
「まさかあ。ここ学校よ。大丈夫よー。」
と、そのまま帰った。夫は
「君はイギリスの公務員を知らないから・・・」
と不安そうに呟いた。
私だってイギリスの公務員が仕事が遅いとか、それくらい知ってますよー。

・・・しかし、私はまだ知らなかった。
1週間程してから、C校から「なにも連絡をもらっていないけど、辞退するということですか?」と電話をもらった。
既に返事した事を伝えた上で、念には念を入れてスリップを再び手渡し&郵送&ファックスした。今度は(どれかが)受領された様だった。

不安な気持ちをかかえつつも、幼稚園が始まった。
先生達は思ったよりも良いと思ったが、息子は朝、泣く日もあれば、スムーズに登園する日もあれば、という感じでバラツキがあった。

つづく

投稿者 lib : December 12, 2006 01:47 PM

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