« チャイニーズ・バンケット | メイン | ミュージカル »
April 04, 2007
英国で恐い体験<その3>
以前、働いていた事務所のあったビルには、使われていない部屋があった。
大家が、全てを借りてくれるテナントが見つかったので、我々は出て行く事になった。
さっそく改造工事が始まり、出て行く数週間、我々は別の入り口、トイレを使用するようにいわれた。
あれは、今と同じような小春日和だったと思う。
ある日、私がトイレに入ると、笑い声が聞こえた。
あっ!トイレの窓が開いているではないか、改造工事で働いている陽気なワーカーたちが、
「見えるよ!!」という意味で笑ったと思い、「Thank you!!」を言おうと思い、窓の外を見ると誰もいない。
へんだなー?どこから笑い声が聞こえたのだろうか??
事務所に戻り、そんな話をしていたら、暖かくなって夢でもみたのでは?と誰も気にしてくれなかった。
その後、別のスタッフがトイレに行った後、私の所に来て、
「ダメだよ。私を怖がらせようとしても。」と言った。
私は、何の事だか分からずに詳しく話してもらった。
彼女がトイレに入ったときに、そのドアをドンドンドン、とノックとは違った感じで誰かが叩いていたそうだ。
彼女は、さっきの話で怖がらせようと、私が叩いていると思ったそうだ。
会社は、5人と小さい。誰もが私がこの部屋にいた事を知っている。
そう、誰もトイレにいっていない。
じゃ、誰が叩いたの??
「・・・・・・・・・・・・・」
そして、トイレの近くにいると、人の話声を聞いたり、その度にキャーと騒いだり、
トイレは、 中学生のように数人で行くようになり、行かない!と決め人もいるわ、
だれも1人では残業はしないし、帰るのも集団下校になってきた。
どうもここの場所は、数年間開かずの間だったらしい。
以前、働いていた人からは、何も変な事は起こらなかったと聞く。
うーん、どうも誰かが住み着いてしまったようだな。
ものは試しと母が送ってくれた厄よけのお札を
トイレの側のドアに貼ってみた。
あら、不思議だ。
その後、誰も何も聞かなくなったし、へんな現象は起こらなくなった。
魔除けの札は、どうも世界共通のようだ。
気の持ち様というけれど、これは、本当に起こった怖いお話でした。
投稿者 lib : April 4, 2007 08:15 AM