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July 19, 2007
警察ざた (その1)
ある朝、出勤すると社内がザワザワしている。
このざわめきぶりはミセス Tが2ヶ月も早く子供を産んだとき以来だ。
「ゆうべ食べたチャイニーズのテイクアウェイが胃にもたれているわ」と同僚に電話している内に産気づいた。 「エビチリソース」が 「胃」にもたれていたのではなく、「男の未熟児」が 「子宮」にもたれていたらしい、という話で盛り上がったことがある。
さて、今回は?
何事かと思うと泥棒が入ったらしい。
新しく購入した数台のコンピューターが積み上げてあったのが、すべて盗まれたというのだ。前日の午後、運び込まれて置かれていたのが消えている。
泥棒はなんでここに新品のコンピューターがあったことを知っていたのか?
ここで 「内部の犯行」説が浮かび上がってくる。内部といってもうちの社員じゃないけどね。というのも、盗品を売買するには 「蛇の道は蛇」のルートとマーケットがないと無理だろう。素人さんでは換金できないと思う。
「運送会社で働いていれば、ここに搬入されたのを知っている」
「オフィスに来る掃除の人の目つきが悪いのが、日頃から気になっていた」
「コピー機の修理に来たのは、きのうの午前だっけ、午後だっけ? 午後なら、箱があったのを見てるはず」
など、同僚はそれぞれシャーロック・ホームズになって、
「内部の事情に通じていた関係者の犯行」として推理を働かせてる。
・・・あの・・・そろそろ仕事に取りかかったほうがいいのでは?
始業時間もとっくに過ぎてるし・・・。
しばらくすると警察がやってきた。
通用口のドアのノブに銀色の粉をまぶしているのは 「指紋」を取っているのか?
(テレビで見るのと一緒だ)と、ジロジロ眺める。
うーむ、これでは私も仕事にならないではないか。でも、こんな現場が見られるのは一生に一度かもしれないし。
と、ボスが出勤してきた。
「モーニング! ん? いったい何事なんだ?」
「泥棒が入ったのよ。で、コンピューターを盗んでいったの!」
(ちょっとだけ、うれしそうに聞こえたかもしれない)
「ええ? あ、ここに置いていたラップトップがない!」
ボスのデスクにあった日本語専用のラップトップもやられていた。日本に出張の折に秋葉原で買ったもの。箱からは出してあったが、新品同様 (購入後、2日目)なので、ついでに盗んでいったらしい。
箱入りの新品はそのまま売りさばいたとして、ラップトップの電源を入れると、わけのわからない文字が浮かび上がってきて、泥棒も動揺したのでは?
「日本語」の盗品コンピューターを扱うマーケットも持っているのか?
・・・たぶん、ないだろう。
ふん、お気の毒にね。せっかく盗んだのに。
突然の出来事によるオフィスの 「興奮状態」も午後にはすっかりおさまってしまった。
この被害も、
「全部、保険がかかっているから平気」
だそうである。
盗まれた日本語コンピューター、今はいったいどこで何をしているやら。
売り飛ばすこともできずに、どこかの倉庫で新品同様のまま寂しい一生を終えるのだろうか・・・?
投稿者 lib : July 19, 2007 02:28 PM
コメント
その!日本語のラップトップ 此処に飛んで来ないかな~~?!”よだれ物ですよね 日本人には、でも 本当に何故 金目の物が有るのが 判ってしまうのか??? プロならなんでしょうね、なんて 感心している場合じゃないけど、イギリスは安心して眠れませんね、、
投稿者 kuniko : July 25, 2007 10:13 PM
イギリスって泥棒が多いですよね。私もスリに2回もやられたし・・・。
家財保険をかけるときに 「自転車の有無」なんて項目があり、「家にある自転車を盗む人たち」の存在を思い知らされます。
また、 「1000ポンド以上の価値がある家財」の欄に 「ピアノ」としか書けない我が家の貧乏ぶりが情けなくもあります。
運搬に男3人が必要で、かつ、簡単には売りさばけないピアノ。 盗れるものなら、盗ってみやがれ、と思っています。
投稿者 十貴川 洋子 : August 9, 2007 12:20 PM