November 28, 2007
パーティー・アニマル
5歳の誕生日パーティーを終えて、息子は既に「6歳のパーティーはどこでやろうかな・・・」と来年のバースデーに思いを馳せている。
実は私の誕生日は息子の誕生日の一ヶ月後。
自分のパーティーの興奮さめやらず、
「マミーの誕生日はどこでやるの?トランポリン・パーティー?バウンシーキャッスル・パーティー?」(いずれも息子のパーティーを開いたレジャーセンターで開催可)
と私のバースデーの会場選びで張り切っていた。
一瞬、自分と友人達が、ボヨ~ンボヨ~ン、とトランポリンをしている風景が頭をよぎった。こわい、怖すぎる・・・・
「マ、マミーは大人だからトランポリン・パーティーはしなくてもいいんだよ・・・」
「ふ~ん、じゃあ家でやるんだ・・・僕の友達も招待していい?」
いけません・・・・・・・・。
イギリスではこうして「パーティーは楽しい」と幼少のうちからしっかりと刷り込まれて、ティーンエイジャーになる頃にはパーティー・アニマルが大量生産される仕組みなのだな。
さて私の誕生日当日。トランポリン・パーティーも開催せず、息子の友達も招待せず、家族3人で近所のレストランでささやかなお祝いをし、帰りにケーキを買って帰った。
家でケーキを開けようとすると、
「マミーの誕生日だから、座ってていいんだよ」
言われる通りに居間に座っていた。部屋の電気が消えたかと思うと、
「Happy Birthday to you・・・♪」
と歌いながら、息子がキャンドルを立てたケーキを運んでくるではないか。
暗闇の中、キャンドルの灯りに照らされる息子の顔を見て、少しじ~んとした。
「Happy Birthday・・・」と歌に参加すると、
「今日はマミーの誕生日なんだから、マミーは歌わなくていいんだよ~」
く~~、大きくなったねえ! 泣かせやがってえ!・・・幸せな○○歳の誕生日でした。
その後もパーティーに対する情熱は相変わらずで、TVのニュースから
「レイバー・パーティーが・・・コンサバティブ・パーティーが・・・・」
などと聞こえようものなら、
「パーティー!??パーティー!??どこ??どこ??どこで???」
とエキサイトするのでなだめるのに苦労する。
ついでに、首相「ゴードン・ブラウン」にも敏感で、彼の名前を聞くと
「ゴールデン・ブラウン?イエロー・ブラウンじゃダメなの~?」
と得意の親父ギャグを飛ばす、政治にも興味ある(?)5歳児である。
将来、呼ばれもしないのに首相官邸にプレゼントを持って
「パーティーがあるって聞いたんだけど・・・・」
と不法侵入し、警察に捕まるような怪しい青少年にだけにはならないように願う今日この頃。
投稿者 lib : November 28, 2007 09:47 PM