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March 12, 2008

催眠療法 その3

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さて、この催眠術CDのメッセージの内容だが、健康的な食べ物を食べましょう。お腹が空いたときだけ食べましょう。お腹がいっぱいになったら、食べるのをやめましょう。適度な運動をしましょう。といったごく一般的なものだ。
痩せた自分をイメージしてみましょう。大好きな人の目に映る自分の姿はどうありたいですか? というのもあった。

何度か聴いたが、全部を通して一気に聞いた覚えがないので、たぶん25分のうちの数分は 「寝ている」のだと思う。そのため、10分くらいの長さに思える。

トリックとしては、ときどき、右側と左側のヘッドフォーンに別のメッセージが出ていることである。同時に話すので、ぼんやりしているとどちらも聞き取れない。
気をつけて聞いてみると、
「これから4週間は体重を量らないこと」なんて、秘密の指示が隠されていた。

・・・って、確か、 「聞き流せ」って言ってたよね?

でも、無理。

なぜって、中学・高校と英語のリスニングで、
「一語ずつ、きっちり聞き取り、意味を理解する」練習をしてきたではないか。

「リピート・アフター・ミー」なんて、懐かしいフレーズを思い出した。
ピー、なんて音がして、その後、しばらく無音状態。で、そこで前のセンテンスを復唱する、ってやりませんでした?
「ピーターは羊飼いの少年です。ピー・・・・」
「メアリーはゾンビの少女です。ピー・・・・」

メッセージの中に知らない英単語が出てきたりすると、
「えっ? えっ? 今の単語の意味、何だったっけ?」とあせったりするのだ。
前回、聞き取れなかった部分が明確に理解できたりすると、うれしかったりもする。
そういえば、300から逆に数えるのはどうなったっけ? と、時々思いだすが。

(これは英語の聞き取りテストではないんだから・・・)と、いくら自分に言い聞かせても、中学・高校で叩き込まれた習慣を簡単に変えることはできない。

なるほど、イギリスの催眠術の大家でも、日本の英語教育の厚い壁の前には無力なのだな・・・って、ダメじゃん、せっかくのダイエットなのに。

しかし、この25分というのが、つらい。

寝る前にCDを聞いてみたら、最後に、
「それではカウントダウンをします。これを聞いたら、目が覚めます。5,4,3・・・。さあ、うーんと伸びをして・・・」
という終わり方なので、目が覚めてしまい、また寝つくまでに時間がかかることがわかった。

朝、まだベッドにいる間に聞くと、目覚めようとする脳と眠らせようとする催眠術で相殺効果が働き、なんだか 「効かない」感じがするし。

一番いいのは、夕方。

しかし、仕事から帰って、夕食の準備をして食事をすませ、お風呂に入って・・・などと寝るまでの貴重な数時間のうち、半時間も取られるのは、正直、つらい。
なんとか短縮できないもとかと工夫をしてみたが、催眠状態にもっていくのに最低それだけの時間は必要なのだろう。

CDを効き始めて2週間、これをくれた友人とご飯を食べた。

「どうだった? CD聞いてる? ダイエットはどう?」
「なんだか、食欲が抑えられてきた気がするんだよね。あ、アタシ、デザートはテラミツね。ところで、禁煙はどう?」
「・・・今は吸ってる。でも、また禁煙するつもり。簡単だよ、あのCDを聞けば、すぐにでも禁煙できるからね。全然、心配してないんだ」
「そうだよね。あのCDで、私もダイエットできる。心配ないよね」

―――まったく心配していないふたりなのであった。

というわけで、このCDはダイエットに効くのか効かないのか、よくわかりません。

ホリディに行くので2週間お休みしますね。

投稿者 lib : March 12, 2008 08:29 PM

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