May 13, 2008
義理ママがやって来た!! その3(coco)
義理ママは、65歳を過ぎている。
まだまだ元気で動けるけど、リタイヤーしている。
今は、飼っていた猫も死んでしまって、1軒屋に1人暮らしだ。
近くに住むボーイフレンド(離婚したあとの50歳を過ぎてからできたボーイフレンド。これってすごいよね。見習わないとねー。)は、心臓にペースメーカーを入れて、もう生きる元気がないと愚痴をこぼすので、つまらない。とママからあまり交流を持たないようにしているそうだ。
ママの日課は、老人ホームに入っている自分のママ(95歳を超え、少し惚けている)の訪問がメイン。そして、暇があれば友達と一緒にブリッジというカードをして遊び、セカンドハウスのあるスペインへの旅だ。(英国人は、スペインや南フランスなど日光恋しさにセカンドハウスを持つ。だから、ママの家がある南スペインの一部は、スペインでありながら英国人のみが住む団地になっている。まあ、これもスペインの経済を助けているそうですが。)
嫁の口だす事ではないが、惚けないためにも何かしたほうがいいのでは?と聞いてみた。
「そうね。母がいるうちは、私も忙しいけど、それがなくなったら、暇になるわね。ボランティアで老人の送り迎えでもしようかしら?」と考えているらしい。
若い老人が年配の老人のお助け。こんな構図だろうか。
若い若いといっても、やはり歳なのだろう。
ママに少しでも日本のことを知ってもらったほうがいいだろうと 夕飯を食べた後、家にあった「Lost in Translation」の映画を見せて、笑ってもらおうと思ったが、笑っているのは我々で、ママを見るとソファーで気持ちよくうたた寝をしている。
うーん。仕方がないな。いろいろ動いて疲れたのだろう。
それと1つ気になった事がある。到着した日にお土産といって私にくれた香水は、去年の私の誕生日にくれた香水と同じ品だった。私は、思わずバスルームに駆け込み、そこにおいてある同じ品を隠してママの体面を保った。ホッ。
しかたがないよね。年寄りだから。と言ってはいられない。これはいずれ自分の将来だと思うと、気が重くなる。
英国では、2世帯住宅などといった同居などを考えることは一般的ではないので、ありがたいが、しかし、ママが惚けたら、誰が面倒をみるのだろうか。
私の実ママは、幸いに妹が文句もいわずに見てくれるので、たまには妹に御礼をしないといけないと年に1回、小額だがお金を送っている。
みんなどうーしているのでしょうか。
特に英国に住んでいると親に対してできることに限界があるので、悩みます。
ああ、暗いエンディングになりましたが、義理ママは気持ちよく帰宅したようだ。
そして、普通の英国人のようにサンクスレターがママから届いた。そこには、またロンドンに来ると書かれていた。え、、、。また来る?!
そうか、来るか。
今度は、その日に備えて普段から掃除をマメにしておこうと決心したが、
またいつものように緊張感のない家になってきている今日この頃だ。
投稿者 lib : May 13, 2008 10:56 PM
コメント
親が元気でいてくれるだけで幸せですよね。子供がいない自分の老後のことを考えると、今からやることがいっぱい。足腰を鍛え、頭も鍛えなければ。
投稿者 watarin : May 16, 2008 06:50 AM
わたこさん、いつもマメにコメントありがとう(涙)
実は、脚の膝が調子が悪いワタシです。親の心配もさることながら、自分の足腰もガタがきているかしら?ココ
投稿者 coco : May 21, 2008 02:02 PM