March 10, 2010
義理ママとの日本旅行 その8
香港の住宅事情だが、家賃はかなり高いそうだ。しかし、月2万ポンド(約290万円!)というのは、どんなものか興味津々。
我々は、弟の家からタクシーでその豪華!?なマンションへ向かった。坂を上る、上る。(登るほど見晴らしがいい=高い!らしい)目的地に着くと、ここにはポーターらしき人がいて、タクシーのドアを開けてくれた。そして、何処にいくのかと聞かれ、それなら、あちらのエレベーターで。と言われて向かったホールには、エレベーターが4基あった。これらのエレベーター1台に対して、各階たった2家族だけが使うというゴージャスな仕組み。
27階に住むその親戚の家で、通されたのはダイニング&リビングルーム。2階分の吹き抜けで、天井から床までの大きく長い窓ガラスから見渡せる香港の夜は絶景だ。窓沿いになるソファーに座り、ワインを飲んでいたら、部屋の照明さえ暗ければ、上質のホテルのバーにきているみたいでロマンチックだなーといい気分になってきた。ママは、ワインを片手に見晴らしよりもおしゃべりを楽しんでいる。私は、検事や泥棒ではないが、キョロキョロしながら家を物色している。奥には、ダイニングテーブルもあり、広さは両方で我が家(2ベッドフラット)の総面積より大きいぞ。その奥に台所が広がり、2階もある。いったいベットルームがいくつあるのかわからないが、ここは夫婦2人で住んでいるので沢山あるわけでもない。客用のトイレも見たが、トイレレディーがいるとか、金で出来ている便器とか、驚くほどの高価な作りや仕掛けはない。おそらくあの見晴らしが高額な理由だろう。確かに、私はセレブ?なんて誤解も招きそうな広さで落ち着きのある素敵な空間。弟の家が、なんともちゃちく見えるなー。彼らの家にある窓は小さく、新しいビルが建とうとしている。もしかしたら、窓の外は、別のビルしか見えなくなるかも。
この家の家賃の金額は、住人に聞いたのではない。実は、弟夫婦が何度も訪れているうちに、気になって不動産屋で調べたと言う。やっぱうらやましいよね。こんな家に住めたら。この豪華なフラットは、会社が支払ってくれているそうだ。住み込みのメイドはいないが、掃除をしてくれる通いのメイドはいるらしい。なんか価値観が狂ってきそうだ。
私は、やっぱり下界のごちゃごちゃした香港の街を楽しむほうが、向いているかも。(つづく)
投稿者 lib : March 10, 2010 11:38 AM