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August 11, 2012
フットボール
日本にいる時には気づかなかったのですが、イギリスに来てから「サッカーって本当にいいスポーツだなあ」と実感しています。(プロレベルの事は分からないけど趣味として楽しむレベルとして)
私の息子はテニスとサッカーをやっています。テニスのレッスンに行くと、そこにいるのは殆どが白人のミドルクラスの子供達です。子供のためにラケットやレッスン代を支払える層が限られているのです。
だけどサッカーの練習には、肌の色やバックグラウンドに関係なく文字通りいろいろな子供が集まって来ます。息子と一緒にボールを持って公園に行けば、知らない子供達がわらわらと集まってきて即席マッチが始まります。なんたって健康な2本の足とボールが一つあれば、20人位の子供達が誰でも参加できるのですから。
肌の色やバックグラウンドだけじゃない、国籍や年齢の壁も越えます。数年前、スペインの島に滞在したとき、ホテルの庭の一角にあったピッチにはいろんな国のいろんな年齢層の人たちが毎日集まって草サッカーを楽しんでいました。メンバーの最年少は当時8歳だった息子、最年長はドイツ人の50代の方でした。皆1週間から2週間位滞在するので息子はホテル内でもすっかり顔が広くなり、「僕のフットボールフレンド」なんて最年長の方に呼ばれていましたW
門戸が広いということは、それだけ競争も激しいということ。競争を勝ち抜いて世界の檜舞台でプレーしている選手達は、真の意味でのヒーローと言えるのでしょう。今日の五輪決勝に出場した選手を見ながら「彼ももしかしたら、テニスラケットは買ってもらえなかったけどボールを蹴るのだけは誰にも負けない程好きな子供だったのかもしれないなあ」なんて勝手な妄想をしています。(日本人には当てはまらないでしょうけど^^;)
メキシコの元少年たち、おめでとう!
投稿者 lib : August 11, 2012 07:58 PM