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October 21, 2012

親知らずとピザ

数日間体調が悪く、GP(家庭医)に行ってきた。

アポイントが息子が学校から帰ってきてからの時刻だったので、

「一緒に来てもいいけど家で待っていてもいいよ。どうする?」

と聞くと

「一緒に行く」

と言うので、息子つきそい?でお医者さんへ。


名前を呼ばれ、診療室に入る。息子は外の待合室にいるかな?と思っていたら、後を着いて来たので彼も診療室の片隅の椅子にちょこんと座る。

お医者さんに症状を説明した後、

「実は先週親知らずを抜いたんです。その後、化膿止めとして抗生物質を処方されたんですけれど、それを飲んでからどうもふらふらするような気がして。関係あると思いますか?」

と質問。

医者は、うーん、あるかもしれないけど最近ウィルスも飛び交っているし、もう少し様子を見ましょう、と言う事で診療は終わり。

問診だけでは不調の原因は分からなかったがまあNHSなのでこんなもんだ。
でもお医者さんに相談しただけでなんとなく気が軽くなった。

診療室を出たところで息子が

”Mummy, I would say 'wisdom tooth'"

と小声で一言。

抜いた親知らずは一本なので、Wisdom tooth(単数形) と言うべきだが、無意識のうちにお医者さんに’Wisdom teeth'(複数形)と言っていたらしい。

言われればそうだそうだ、と思うのだが、こう言う小さな事って、間違っていても意味は分かるので大人はなかなか指摘してくれない。

ありがたく息子の指摘に感謝。それも

「マミー、間違ってるよ!」

じゃなくて

「僕なら ○○と言うよ」

なんて、なかなか優しい言い方ではないか。
息子の成長がちょっと嬉しい。

その後、診療所の片隅にあった血圧計を見て、息子がやってみたいというので、子供じゃ正確な数値は出ないだろうと思いつつやらせてみる。

そのとき

「もしや。。。」

と思い、自分の血圧も測ってみると、なんと上が72、下が33だった。

確かに普段から血圧は低いが、これはかなりの低血圧なのでは。

「血圧がこんなに低くなっていたのでふらふらしていたのね…」

なんとなく不調の理由が分かり、気分的にほっとして診療所を出る。


外に停めてあった車に向かいながら、息子が

「マミー、今日は具合が悪くてご飯の支度ができないでしょ」

とニコニコしながら言う。

以前、やはり体調が悪かった時に夕食の支度ができなくてピザをとった事があるので、今回もピザを食べられると思ってるのだな、と思い

「マミーが具合悪いとピザが食べられると思って嬉しいいんでしょ… 」

と言うと


「そうだけど…… マミー、具合が悪いなら無理しないほうがいいよ。ピザをとろうよ、僕がお金出すから


「……」


今月が誕生日でいろんな方面から現金でのプレゼントをいただいた息子、懐具合が暖かいらしい。


ここ数日間、元気のなかった母を気遣ってくれてるのかな、と思い、有難くごちそうになった。

すごく美味しいピザだった。ありがとね。(*^_^*)


投稿者 lib : 06:02 PM | コメント (4)