国民年金

英国の国民年金はニュー・ステート・ペンション(The new State Pension)と呼ばれます。毎月の給与から差し引かれる国民社会保険料(National Insurance Contri­bution = NIC)の一部が財源になっています

ニュー・ステート・ペンションは現在NIC支払い年数が35年で満額が受領でき、2024/25年度は週£221.20 (月£961.83)となっています。受給開始年齢は現在66歳ですが、徐々に68歳まで延長される予定です。誕生日により受給開始年齢が決められていますのでこちらで確認するとよいでしょう

上記の期間に達していない場合は、NICを支払った期間に応じて受給額が割り出されます。受給資格を得るには10年間のNIC拠出が必要です。当制度開始前にNICを納めていた人には旧制度の計算式も適用され、どちらか受取額が高い方が適用となります

国民年金に関する情報は雇用・年金省の年金サービス専用ホームページを参照しましょう。

日英年金二重払い

英国での勤務が5年を超えないと見込まれる駐在員は所定の手続きをふむことにより、英国の社会保険料の支払いが免除されます。これは、日英社会保障協定によって定められています。日本年金機構日本年金機構のホームページを参照してください。

(協力:Yasuto Arai Wealth Management