クリスマス切手に秘められた宗教問題

 店頭に色とりどりのクリスマス・カードが飾られる季節になった。日本のご家族やお友達に年賀状代わりのクリスマス・カードを送り、今年一年の報告をされる方も多いのでは。カードを送るのに欠かせないのがクリスマス切手。毎年美しいデザインで私達を楽しませてくれるが、実は秘められた宗教問題があるのをご存知だろうか?

今年のデザインは天使がモチーフとなっており、キリスト教がテーマになっているが、昨年のデザインはサンタクロースや雪だるまなどで、「キリスト教と関係のない」ものだった。これにキリスト教関連の団体が「クリスマスの本当の意味を忘れている」と遺憾の意を表したのだ。

クリスマス切手が宗教団体に「待った」をかけられたのはこれが初めてではない。2005年には、ヒンズー教徒であることを象徴する赤い「ティカ」や「クムクム」を額に着けた男女がキリストと思われる子供を抱いている絵が68ペンス切手のデザインに採用され、ヒンズー教団体から「無神経」と苦情を受けている。

ロイヤル・メールでは「クリスマスを色々な意味で祝う人が増えている。切手は宗教的なデザインと、そうでないものを一年ごとに交互に採用している」と説明している。英国内の宗教が多様化する中で、ロイヤル・メールも配慮に苦労しているようだ。

尚、日本へ封書でカードを送る場合の送料は78ペンス。ロイヤル・メールでは、クリスマス前に届くために12月10日までの投函を勧めている。(イギリス国内便はファーストクラス20日、セカンドクラス17日まで)
www.royalmail.com/christmaspostingdates

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