冠婚葬祭「カード」社会のイギリス

 夏の日本と言えば、暑中・残暑見舞の葉書が飛び交う季節。イギリスでは、夏の時節に手紙を書く習慣はないものの、人々のそれぞれ節目の機会にカードを贈り合うのが習慣となっている。

 どこのHigh Street(目抜き通り)にも必ずカード専門店があり、バースデーカードを筆頭に記念日用、婚約・結婚・出産祝い、卒業・就職・退社退職、引越、試験合格、お礼、お詫び、お見舞い、お悔やみ用など、あらゆる機会のためのカードがメッセージ付きで各種並んでいる。もちろん、クリスマスやイースター、バレンタインデー、母の日、父の日が近づくと、そうした専用カードが加わる。

 カードは二つ折りが主流で、葉書はほとんど使わない。EメールやEカードで代用する向きも増えてはきたが、日本のような儀礼的な贈答習慣のないイギリスでは、その代わりにカードのやりとりが実に盛んで、カードが人間関係の潤滑油的役割を果たしていると言ってもいいほど。まずは、友人や同僚、お隣さん、お世話になった方に、ここぞという機会にカードを送ってみてはいかがだろう。場合によっては、ちょっとしたプレゼントを添えて。

 ちなみに、どれだけの種類のカードがあるのか?イギリス最大の カード専門店Clinton Cardsのサイトをご参照あれ。
http://www.clintoncards.co.uk/ecommerce/shop/

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