イギリスの公式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国。グレートブリテン島のイングランド、スコットランド、ウェールズに、北アイルランドの4つから構成されるわけだが、このうち本島の北部1/3を占めるスコットランドがイングランドと統合したのは、今からちょうど300年前のこと。
1707年1月16日、スコットランド議会は自ら解散を決議し、スコットランド王国とイングランド王国はグレートブリテン王国としてひとつとなった。長年しのぎを削ってきたイングランドとの統合決議の背景には、経済危機など追い詰められた状況があったといわれるが、独自の文化と歴史に誇りを持つスコットランドの人々にとっては、300年前のこの日は独立を放棄せざるを得なかった日でもある。
地方分権政策を推し進めるブレア労働党政権発足の1997年、スコットランドは国民投票で議会設立を可決し、1999年にスコットランド議会が292年ぶりに再開された。以後、スコットランドでは、独自の法令が次々と成立、施行されている。
最近の世論調査では、スコットランド人の過半数が独立を望んでいるとの結果もあり、統合300年目の節目を機にスコットランドの独立をめぐる論争がさらに活発化。5月のスコットランド議会選挙では、分離独立を目指す最大野党のスコットランド国民党(Scottish National Party)の躍進も大いにありえそうだ。
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