ゴルフ

英国は数々のスポーツの発祥地ですが、ゴルフもその1つ。民間のゴルフ場(public courses)は、会員になったり、ハンディキャップを証明したりする必要がなく、手頃なグリーンフィーでプレーすることができます。ただし、その分利用者が多く週末の予約は特に困難です。

英国の会員制ゴルフ場(private courses)は欠員待ち名簿(waiting list)に登録しても、入会までかなり待たされることが多いようですが、平日であればたいていの名門コースでビジターとしてプレーすることが可能です。中には週末でもビジターを受け入れるコースもあります。

非会員が会員制のゴルフ場でプレーをする場合、そのクラブのメンバー同伴や他のクラブのメンバーであること、ハンディキャップ証明書の提示等を条件としているゴルフ場もあります。事前に必ず問い合わせを。

ハンディキャップ証明書は、英文であれば日本発行のものでも受け付けてもらえます。

英国のゴルフコースは、1ラウンドだけでなく、終日利用の申し込みもできます。コース途中にトイレや売店はないので、飲み物等は事前に用意し、トイレもスタート前に済ませておきましょう。また、会員制クラブのバーやレストランでは、ジャケットとネクタイの着用を求められることがあります。予約時に確認を。

コース上では自分でバッグを担ぐか、トローリーやカートを利用するプレーヤーが多いようです。しかし初めてのコースを回る際には、コースの状態を知るためにもキャディーを頼むとよいでしょう。

ゴルフ場に関する情報は、アマチュアゴルファーの連盟であるイングランド・ゴルフや、スコティッシュ・ゴルフ等で。

プロによるレッスンを提供しているゴルフ場もあります。技術向上を目指す人は問い合わせてみましょう。

 

テニス

tennis

テニスの殿堂ウィンブルドンを擁する英国では、テニスは身近で人気の高いスポーツの1つ。

多くの公園には、手頃なレンタル料で誰でも使えるパブリックコートが設置されています。中には無料で提供されることも。週末や混雑する時間帯にご利用の際は、予約することをお勧めします。

テニススクールを併設しているパブリックコートもあります。また、アダルト・スクールではレベルに応じたクラスが選べます。

会員制のテニスクラブは屋内コートを有することも多く、全天候型で夜遅くまでプレーできるのが利点。

英国内のテニスクラブやコートの情報は、ローンテニス協会で検索を。

【ウィンブルドンテニス】

6~7月に開催されるウィンブルドン選手権の準々決勝以上のセンター・コート、第1・第2・第3コートのチケット申し込みはオンラインで受け付けています。
「The Public Ballot」に登録。その後は9月のお知らせを皮切りに、9、10月のオンライン申し込み、翌1月の抽選開始等、順次案内が届く仕組みだ。チケットは当選者だけに販売される。その他のコートの試合には当日券もあるが、人気選手の試合は前の晩や当日早朝から並ぶ覚悟が必要となる。センター・コートと第3コートのチケットの一部は、オンライン販売サイト、Ticketmasterでも購入できるものの、ほぼ発売と同時に完売してしまうことが多い。前売り券が入手できない場合は、試合当日、現地の「Ticket Resale Kiosk」で再販売される返還チケットを求めよう。ただしこちらも行列覚悟で。

乗馬

英国では乗馬も身近なスポーツ。ロンドン市内にも、ハイド・パーク等いくつかの乗馬スクールがあり、気軽に体験できます。

ほとんどのレッスンは完全予約制。全くの初心者から上級者向けまでさまざまなクラスがあり、プライベートレッスンやグループレッスンを選ぶこともできます。

英国乗馬協会(BHS / The British Horse Society)は、「安全な乗馬」「馬の健康」という観点から乗馬スクールの運営に基準を設けている認可機関であり、この基準を満たした乗馬スクールだけを登録しています。BHS認可施設は約800(ロンドン市内にスクールは10程度)。認可校をお探しならこちらで。

【ロンドンの乗馬スクール例】

Hyde Park Stables
ハイドパークで1年中、大人と子ども向けのプライベート、セミプライベートの乗馬レッスン、競技レッスンを提供
63 Bathurst Mews, W2 2SB

Ealing Riding School
子どもや初心者を含め、試験用、グループ、セミ/プライベート等幅広いレッスン。若いライダーを育成する団体「ポニークラブ」認定の6〜12歳を対象としたクラスもあり
17-19 Gunnersbury Ave., W5 3XD

水泳

水泳プールは、各自治体/カウンシル(Council)のレジャーセンターやスポーツクラブにもあるので、各地域にある施設のウェブサイト等で調べてみましょう。

【ロンドン近郊の屋外プール(女性専用、男性専用もあり)】

Hampstead Heath Ponds
自然の池をプールとして利用している。男性用、女性用、男女混合の3つ
Hampstead Heath NW3

Parliament Hill Lido
61m×27mの巨大プール。
Parliament Hill Fields, Gordon House Rd., NW3 1NA

Richmond Pools on the Park
リッチモンドの屋内外プール
Old Deer Park, Twickenham Rd., Surrey TW9 2SF

サイクリング

ロンドンのサイクリング用マップは、ロンドン交通局(Transport for London)のウェブサイトで参照できます。また各種アプリも開発されていますので、「London best cycling apps」をキーワードに探してみましょう。

各地にサイクリング・クラブがあり、英国全土を網羅する全国サイクル・ネットワーク(National Cycle Network)のルートが設定されています。ルートの詳細やプラン等はこちらを参照。

自転車は経済的にも環境的にも優れた移動手段として政府に推奨されています。しかし、基本的に車道を走ることがルールである等、日本とは交通規則が異なる上、安全性の面で問題が残るということも指摘されています。ロンドン市では現在、より安全なサイクリング・ルートを建設中であると同時に、将来的にはサイクリストにも交通規制を設け、より安全な自転車社会の構築を目指しているところです。

モータースポーツ

カート・レースはビギナーからフォーミュラEクラスまで、大人も子どももリアルな体験ができるエキサイティングなスポーツの1つ。

英国にはスーパーカーの運転が体験できるサーキットがいくつもあります。F1が開催されるシルバーストーンでは、レーシングカー体験の本格的なセッションも。コースは各種あり、サーキット体験もできます。ただし、指導はすべて英語で行われます。

【カート・サーキット場】

気軽に参加できる屋内外ゴーカートは、グループで申し込めばイベントとしても楽しめる。

Daytona Sandown Park
Milton Keynes, Surrey他

Formula Kidz
Battersea, Kensington, Dulwich 等の5ヵ所で展開

Team Sport
全国約40ヵ所で展開

英国各地のサーキット場情報

ダンス

バレエ、サルサ、ズンバ、ヒップホップ、ヒールズ、バーレスクといったさまざまなダンスも人気。レジャーセンターのクラスをはじめ、各地にスタジオやクラブがあります。

【ダンスの総合スタジオ】

Danceworks
16 Balderton St., London W1K 6TN

Pineapple Dance Studios
7 Langley St., London WC2H 9JA

アイススケート

屋内のスケートリンクが英国各地にある他、ロンドンでは冬場になると仮設屋外リンクがいくつも設置され、気軽にアイススケートが楽しめます。各地の常設スケートリンク情報はこちらで。

ボーリング

ボーリング(tenpin bowling)は人気レジャーの1つ。誕生日のパーティ会場として使われることもあります。各地のボーリング場情報は、www.gotenpin.co.ukwww.tenpin.co.ukなどで。

サーカス

変わったところでは、サーカスのアクロバットや綱渡りといった技能を習得できるコースもあり、大人も子どもも参加できます。National Centre for Circus Arts

釣り

英国は釣りの環境にも恵まれています。ただし、シーズン規制等があり、所定の手続きが必要です。

イングランド、ウェールズ、一部スコットランドでの川釣りには、ライセンス(rod fishing licence)が必要。ライセンスの詳細・申し込みは、政府ウェブサイト、または郵便局のウェブサイトで。大半のスコットランド、北アイルランドの河川では、土地所有者等の許可があればライセンスは不要です。

釣りをする場所の漁業権を持つ団体や個人が発行する許可証も併せて必要な場合もあり、地域の釣具屋や宿泊施設等から購入します。事前に地元のインフォメーション・センターに問い合わせましょう。

日系サークル

日本人によるスポーツ・サークルは、ゴルフ、サッカー、テニス、バスケットボール、バドミントン、野球から剣道や弓道まで多岐にわたります。日本人向け広告掲示板サイトをチェックしてみましょう。

【ロンドン・マラソン】

毎年4月に開催されるロンドン・マラソンは、1981年の第1回大会以来、ロンドンの春の風物詩。今年は4月21日(日)に開催される。世界のトップランナーが高額賞金を競う真剣なレースであると同時に、障害者や一般ランナーも参加できる市民のためのスポーツの祭典。グリニッジ・パークからバッキンガム宮殿近くのザ・マルまでの42.195キロのコースを、思い思いのコスチュームに身を包み、寄付金を募るために走る参加者も多く、チャリティーイベントとしての側面を持つ。