公共交通機関

ロンドンの公共交通機関は、地下鉄、バス、ドックランズ・ライト・レイルウェ
イ(DLR)、トラム、オーバーグラウンド、鉄道(National Rail)。中心から1~9のゾーンに分けられ、共通の1日券、定期券(1週間から)が利用できます。

ロンドンの交通に関する問い合わせは、ロンドン交通局(Transport for London)T 0343-222-1234(24時間)。www.tfl.gov.ukは、料金からトラベル情報、ポストコード入力で行き方と時間も教えてくれる便利なサイト。

地下鉄

ロンドンの地下鉄(Underground; Tube)は、11路線あり、ロンドン内の移動にはもっとも便利な交通機関。各線とも、月~土曜日は始発が午前5時~5時30分頃、最終はセントラル地区を午前12時~1時頃に発車、日曜日は始発が午前6時~7時頃、最終はセントラル地区を午後11時半~午前12時頃に発車します。

料金はゾーン制。切符の販売機で買う時は、切符の種類を選択(大人、片道など)、行き先の駅名ボタン(アルファベット順表示)あるいは行き先 ゾーンボタンを押し、料金が表示されてからお金を入れます。

タッチスクリーン式の切符販売機には日本語も表示されます。カードが使えるので小銭を用意する必要がありません(必要に応じてレシートを印刷することもできます)。

原則として、車内にはベビーカー(バギー)、折り畳み式の自転車が持ち込めます。ただし、混雑状況などによっては制限される場合もあります。通常の自転車は、路線、時間、区間によっては持ち込みが禁止されています。

金・土曜日の終夜運転

Night Tubeと呼ばれる、金・土曜日の地下鉄終夜運行サービスが2016年8月から開始。サービスの対象路線は現在(2016年11月)、Jubilee LineとVictoria Lineの全線、Central LineのEaling Broadway〜Loughton/Hainault間、North(Charing Cross Branchのみ)のMorden〜High Barnet/Edgware間、Picca LineのHeathrow Terminal 5〜Cockfosters
間で、金曜日と土曜日の深夜から早朝までの間8〜20分間隔で、Off-peakの料金で運行。今後数年内に残る路線も終夜運転が導入される予定です。詳細や最新情報は、www.tfl.gov.uk/nighttubeで確認を。

バス

バスの利用は、ルートがわからないうちは不安ですが、慣れると重宝。ロンドンでは、バスは網の目のように走っています。降車場所に不安のあるときは運転手に降りたい所をあらかじめ伝えておけば教えてくれます。バス内には次のバス停の名前が表示されます。

バス前面のパネルにはルートナンバー、終点、通過ポイントが表示されています。バス停には、停車するバスのルートナンバー、各ルートの行き先と通過ポイント表、時刻表がついています。

現金支払いでの乗車ができませんので、あらかじめバスパスを購入するか、オイスターカードまたはコンタクトレス・プリペイド・カードを使って乗車します。

バス停に「REQUEST STOP」とあったら、手を挙げて合図しなければバスは停まりません。

バスマップ

ロンドン中心部のルートマップ「Central London Bus Guide」は主要な地下鉄駅に設置してあるほか、www.tfl.gov.uk/maps/busよりダウンロードもできます。

深夜バス

深夜12時を過ぎると、本数は昼間に比べて減りますが、各方面へ朝までナイトバスが運行しています。ルートナンバーは“N××”となるバスと、24時間運行のバスがあります。バス停にも表示があります。

運賃は日中と同じですが、同ナンバーでも昼間のルートとは異なるので確認しておきましょう。全停留所ともリクエスト・ストップになるので乗り損なわないよう必ず手を挙げて合図をしてください。

DLR

DLR(Docklands Light Railway)は、無人自動運転の電車で、シティ、ドックランズ、グリニッジなどを結んでいます。

トラベルカード

トラベルカードには1日用(off peakとanytime)、1週間、1ヵ月用、1年用があり、利用したいゾーンを選んで購入します。期間内であれば、購入
ゾーン内の地下鉄、DLR、オーバーグランド、一部の郊外の電車に何度でも乗ることができます。バスについては、購入したゾーン制限にかかわらず、1~6のゾーンで使用できます。

トラベルカードは、駅以外でも表示のあるニュースエージェントで購入可。駅の行列を回避できます。

オイスターカード

地下鉄、鉄道、バス、DLRなどをご利用になる際に、オイスターカード(Oyster card)を使えば、カードリーダー(読み取り機)に触れるだけで改札を通過できます。新規でオイスターカードを購入する際は、£5.00のデポジット(払い戻し可)がかかりますが、指定したゾーン内で1週間、1ヵ月、または1年間の定期が買えます。更新は地下鉄窓口のほか、タッチスクリーン式の自動切符販売機やオイスターカードのウェブサイト(oyster.tfl.gov.uk/oyster/entry.do)で可能。

オイスターカードは定期券として使用できるほか、あらかじめいくらかの金額を払ってその金額分をカードにチャージしておき(prepaid)、乗車ごとに運賃が差し引かれる(pay as you go)ようにもできます。

オイスターカードをプリペイドとして使用する際は、乗車・下車時にオイスターカード用のカードリーダーにきちんとタッチしないと、追加料金がかかるのでご注意を。

地下鉄のチケットは現金でも購入できますが、オイスターカードを使えば 料金が割安になります。
詳細はwww.tfl.gov.uk/fares-and-payments/oyster

コンタクトレス・ペイメント・カード(p18参照)は、オイスターカードとしても使えます。

乗り越し注意

バス、地下鉄、電車のいずれも、乗り越すと原則として罰金が科せられます。抜き打ちの検札もあります。トラベルカード(Travelcard)を持っていてもゾーンの範囲を越えるときは、あらかじめ切符を買っておきましょう。ただし、オイスターカード利用なら乗り越し精算ができます。

11歳未満は無料

11歳未満の子供のバスとトラムの利用は終日無料に、地下鉄、DLR、鉄道は大人と同乗する時のみ無料となります。大人1人につき、11歳未満の子供4人までが無料で乗車できます。なお、子供のみの場合も5〜10歳用のZip Oyster photocard(写真付きの専用オイスターカード)があれば、無料乗車が可能です。鉄道(National Rail)の無料乗車区間については、content.tfl.gov.uk/5-10-zip-oyster-free-travel-national-rail-map.pdfで確認を。

11〜17歳も無料・割引に

11〜15歳は、11-15 Zip Oyster photocardでバスとトラムが無料に、その他の交通機関も大人の半額料金で利用できます。16・17歳は、16+ Zip Oyster photocardで全交通機関が大人の半額料金になります。各Zip Oyster photocardの詳細や作成申し込みは、www.tfl.gov.uk/fares-and-payments/travel-for-under-18s/zip-oyster-photocardsで。

その他の割引・無料カード

18歳以上の学生割引用のStudent Oyster photocardや、60歳以上対象で全交通機関が無料になる60+ London Oyster photocardなどもあります。詳細はwww.tfl.gov.uk/fares-and-payments/adult-discounts-and-concessions

タクシー

信頼できるのは、ブラックキャブ(black cab)と呼ばれるタクシー。フロントガラス上部のランプが点灯していたら空車。

キャブを止めたら助手席の窓越しに行き先を告げて、乗車(ドアは手動)。料金は、時間、休日、距離で加算されます。時間や距離、荷物の量、ドライバーに手を貸してもらった場合など状況に応じて10%程度のチップを渡すとよいでしょう。降車してから窓越しに支払います。

予約・呼び出し

ブラックキャブは電話予約可。呼び出し料金は距離によって異なります。
ComCab(T 020-7908-0207<現金専用>、T 020-7432-1432<クレジットカード専用>、www.comcablondon.com)、Radio Taxis(T 020-7272-0272 www.radiotaxis.co.uk)、Dial-a-Cab(DaC)(T 020-7253-5000 www.dialacab.co.uk)は、24時間営業(年中無休)。

ミニキャブ

割安のミニキャブ(minicab)も上手に利用を。ミニキャブは一般の車を使っ
たタクシーサービスですが、普通のタクシーと異なり街を流して客を拾うことはできないので、利用するときは電話で呼び出すか、駅前などにあるミニキャブ専用オフィスで申し込みます。予約も可。ミニキャブについては、違法業者のドライバーによる事件などが発生して安全性が問題となったため、ライセンス制を採用。利用の際は、ライセンスのある業者を選ぶようにしましょう。発車前に行き先を告げ、料金を確認することも忘れずに。

Uber

アメリカ発のネット利用のタクシー配車サービス「ウーバー(Uber)」は、ロンドンでも普及してきており、配車アプリの利用も可能。詳細は、www.uber.com/cities/londonで確認を。

レンタサイクル

ロンドンにはレンタサイクルのサービスがあり、ロンドン各所にある700ヵ所の駐輪場(docking station)から一日24時間いつでも自転車を借りることができます。利用は、駐輪場で利用時に料金をカード払いして利用
コードを取得するか、事前に会員登録して専用キーを入手する方法(年会費を支払う、または年会費不要のPay As You Pedalメンバーとなって利用時に支払う方法)があります。
詳細は、www.tfl.gov.uk/santandercyclesで。