エコというコンセプトの話題のレストランがオープンしたと聞いたのでさっそく訪れてみた。場所は、ユーロスターの発着駅になるキングスクロスから約5分のところにある。最近、駅とその周辺がどんどん綺麗に変わってきているので、こんなお店がオープンするのもうなずける。
店のコンセプトは、環境にやさしい料理を提供すること。例えば、季節の野菜や果物を使えば、ローカルから仕入れられ、燃料をたくさん使った海外産を利用する必要はない。また、絶滅の危機にある魚などは対象外とし、ゴミをなるべくださない。さらに、人にもやさしい。新鮮で良質の食材を使えば健康的。また、毎年10人程度の見習いを雇い、職の場を与えるという、以前、ジェイミーオリバーが彼のレストランで実行した同じ発想も取り入れている。どうやら地球にも、人にもやさしいレストランというわけだ。
では、料理をみてみよう。メニューをみると、所々に食材の産地名が書かれている程度で、特にエコだからという特徴は見えない。テーマはモダンロンドンと書かれている。品質の良い素材を使用し、クッキングはクラッシックな手法だそうだ。
さっそく注文。スターターには、冬のサラダ、キジ肉入り(Winter Salad £8.50)、ドーセットの蟹サラダ風を(Dorset Crab £9.50)。どちらもスターターとしては、うれしいことに量がたくさんある。サラダは、ザクロの1粒1粒の赤がポイントとなり、上に渦巻きに盛りつけられた生ハムといい、プレゼンテーションがなかなかいいぞ。ドレッシングもオリジナリティがありいい。残念なのは、キジが冷たい事だ。どうも冷たいとキジ肉のちょっとした臭みが気になるな。暖めてあればいいのに。
一方、蟹はこれだけたっぷりあればうれしい。さっぱりしているので、メインの前のスターターとしては、グッドチョイスかもしれない。
酒は、ワインはボトルで£13.50からある。私は、英国産グラスシャンペンがあったので挑戦してみた。最近は、英国産のワインが賞をとるなどの活躍を聞くので楽しみだ。価格は£5.80とお手頃。味はちょっとシャープな感じがするが、なかなか悪くないぞ。
さて、メインコースとしては、ほうれん草とゴッドチーズのキッシュ風(Spinach goats cheese £13.00)と豚のポークチョップグリル(Char grilled pork chop £14.00)をオーダー。
このキッシュ風、塩加減も丁度良く、ゴッドチーズも癖がなくボリュームもたっぷり。フワフワとした食感といつまでも暖たたかいので、身体がポカポカしてきて、冬の食べ物としてピッタリだ。メイン料理としても大満足。
豚のポークチョップは、プイプリと弾力があり肉の良さが瞬時にわかるほどフレッシュな素材を使用している。ローズマリーが程よく効き、おいしい。感激したのは、付け合わせにあったポテト。Pink fir appleという種類だそうで、見栄えは悪いが、サツマイモのような、ナッツが入ったような、なんとも言えない味わいのあるポテトだ。これは、うまいの一言。
デザートは、小麦粉を使用していないチョコレートケーキ(Peppered flourless chocolate £5.50)とアップルパイ(Apple pie £5.50)を頼んだだが、とても残念、どちらも美味しくなかった。チョコレートケーキは、ちょっと焼き過ぎだし、アップルパイは、外のペーストリーといい、中のアップルといい、まだ不完全な感じだ。結局、半分程度残してしまった。
ポーションが大きいのは、うれしい。2人用テーブルがかなり小さいサイズだ。これもエコなのだろうか?こんな場所で、朝食からランチ、ディナー迄食べられるので重宝する。テイスティングメニューもあり£38 (ワイン付きで£60)。これからの地球のテーマ、エコロジー。食べ物だけでなく、トイレなどの施設などももっと工夫して、いろいろ提案してくれるのを楽しみにしたい。デザートには、改良の余地があるので、いかれる場合は他のものを試してみて。(か)
2006年11月取材
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