美しいビーチが点在する
アルガーブ
Travel Data
■日程 4泊5日
■交通 ロンドンより飛行機でアルガーブヘ
■タイプ ビーチと料理を楽しむ。大人、または家族向け


岩に囲まれたビーチ



ラゴスの城壁



手工芸品のバスケット



ファロの町並み



サンヴィセンテ岬

特色ある滞在型リゾート

 アルガーブには美しいビーチを持つリゾートが点在する。ファロ空港に近い場所から開発が進んだらしく、西に向かっていくほど手付かずの自然が残る。
 ファロに程近いヴィラモウラは、アルガーブきっての高級リゾート。街中が美しく整備され、マリーナを囲んでカフェやレストランが立ち並ぶ。良質のゴルフコースでも有名だ。
 西部に位置するラゴスは、アルガーブ地方の重要な役割を占めた港町。交易の拠点としては衰退してしまったが、城壁で囲まれ、石畳の道が続く町並みは今も中世の香りを残している。ラゴス地方博物館ではアルガーブ地方の歴史や工芸品を見ることができる。興味深い展示が数多くある。
 ラゴスから程近いアルボールは何もない漁村だったが、近年リゾート地としての開発が進んでいる。可愛らしい町から続く海辺には、小さなプロムナードがあり、何もせず、海の音を聞きながらリラックスしたい人にお勧め。

サグレス

 西へ西へと進んでいくと、ユーラシア大陸の最西南の町、サグレスにたどり着く。この小さな町は歩いてみる価値のある町だ。空はどこまでも青く、崖の上から見下ろす風景は絶景だ。地元の漁師が経営するレストランで舌鼓を打つもよし、岬を海から見たければ遊覧船もある。春から秋にかけては様々な渡り鳥が岬や崖の上を旋回する姿が見られる。
 サン・ヴセンテ岬はサグレスから6キロほど西にある。ここはヨーロッパ最西端で、15世紀には「地の果て」と人々に信じられていた。70メートルの断崖絶壁に吹きさらしの風、空と地と海の交差点のような大自然だ。荒涼とした崖の上に立つと、ここを世界の果てと信じた中世の人々の気持ちが分かるような気がする。

どこか懐かしい味、アルガーブ郷土料理

 ポルトガルの料理は日本人の口にとても合う。新鮮な食材を活かしたシンプルな調理法が、日本料理と通じ、なんともほっとした気分にさせてくれる。スペイン、イスラム、そしてアフリカの影響を受けていると言われるアルガーブ料理だが、何と言ってもお勧めは地元でとれた魚介類だ。
 鮪、メカジキ、スズキなど、ほとんどの魚は軽くグリルした程度の調理で、素材本来の味が楽しめる。中でも、サルディーナ・アサーダス(イワシの炭火焼)はシンプルながらも絶品だ。

 もう一つの名物、カタプラーナは魚介類の鍋料理。円盤型の銅製の鍋(この鍋の名前がカタプラーナ)で、あさりや海老、白身魚などを蒸し煮にする。ふたも銅製で、留め金で密閉されるので水分を逃さず、魚介の美味しさが存分に引き出される。これをそのままテーブルまで運んで、客の目の前でふたを開けてくれる。ぎゅっと凝縮された大西洋の香りは、それだけで感動ものだ。
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