ギリシャ神話で有名なクノソス宮殿の遺跡



クレタ島西部のサマリア渓谷



オリーブの木



ごく普通に見られるワインや
オリーブオイルの樽売り



クレタ島のビーチ

 
古代遺跡と渓谷美を楽しむ
クレタ島
Travel Data
■日程 4泊5日
■交通 ロンドンより飛行機でクレタ島ヘ
■タイプ 建築やウォーキングを楽しむ。大人向け

島に散在するミノア文明遺跡

   エーゲ海に浮かぶクレタ島には、紀元前3000年頃から紀元前1400年頃まで栄えたミノア文明の最盛期とされる、紀元前1900年頃に建設されたクノソス宮殿(Palace of Knosos)遺跡がある。 クノソス宮殿跡は、クレタ島で最も訪れる人の多い観光スポットなので、四季を問わず観光客で混みあっている。1000以上の部屋を有したこの宮殿は、非常に洗練されたのもので、水洗トイレ、精巧な排水システムや舗装道路などの跡から当時の文明とその生活水準の高さが偲ばれる。

短期滞在ならレンタカーがお勧め

 島内に鉄道は走っておらず、交通機関はバスということになるが、比較的良いサービス網がしかれている。しかし、短期間の滞在を考えるとレンタカーをお勧めする。但し、主要道路の道路サインはギリシャ語と英語の表記が施されているが、いったん幹線道路から離れるとギリシャ語表記のみとなるので、同乗者に良いマップリーダーが必要。また、表記が一定していないケースが間々あるので要注意。例えば、ハニアは、Hania、Chania、Khania、Xaniaなどと表記されていることがある。山また山の感のある地形からヘアピンカーブの多い道路が続くこともあるので、運転にはくれぐれも注意が必要。なお、レンタカーにはオートマ車は極めて少ない。 

ハイキングで渓谷美を楽しむ

 峻険な山の多いクレタ島を楽しむ一つに渓谷歩きがある。1年300日は好天気といわれる地中海地方だけに、日本のような急流下りの渓谷眺めではないが、両岸にそそり立つ岩山の壁に挟まれたハイキングは十分に楽しめる。中でもサマリア渓谷は、ヨーロッパ最長のもので、出発地点のヒロスカラ(Xiloskala)から終点のアギア・ローメリ(Agia Roumeli)まで全長18キロ、所要時間5?7時間。ハニアをバスで早朝出発、最終地点でバスに乗りハニア帰着という、丸1日の行程。脚力に自信のない人は控えた方がいいが、経験すればいい想い出になること間違いなし。体力に自信のもてない方には、あまり無理のない短いコースもある。

食事はオリーブオイル三昧

 「クレタ人の食事には、オリーブとオリーブオイルが重要な役割を果たしている。外国人にとってはクレタの食べ物はオリーブオイルの中に浮いているような印象を受ける(ロックフェラー財団リサーチチーム)。」クレタ人の消費量は地中海沿岸国家の中でも群を抜いており、一人あたりの年間消費量は世界一。 レストランでホウレンソウのような青菜にコップ一杯もあろうかというオリーブオイルをたっぷりとかけるのを目にすると、なるほどと思う。また、揚げ物用にオリーブオイルを使用するのもクレタ人だけであろう。 海岸端のレストランでは生ウニがメニューにあるが、これもオリーブオイルに泳いでいる。しかし、パンに浸して食べるとうまい! クレタ島のレストランで魚類を食べるときありがたいのは、冷凍魚はメニューにそう明記してあることだ。

I Home I Contact us I