デパ地下気分でランチとショッピングが楽しめる

ホール・フード・マーケット(Whole Foods Market) ホール・フード・マーケット(Whole Foods Market) ホール・フード・マーケット(Whole Foods Market)
ホール・フード・マーケット(Whole Foods Market) ホール・フード・マーケット(Whole Foods Market)

遅まきながらハイストリート・ケンジントン(High Street Kensington) にできた食のデパートと呼べる「Whole Foods Market」へ行きランチとショッピングを楽しんで来た。

ファーストフロアー(2階)は、食事ができる巨大な食堂と言った感じで、ハンバーガー、ピザ、サラダバー、クレープやケーキ、アイスなどの甘いものなど多数の中から好きな物を運んでレジで支払うか、 寿司、タパス、シーフードなど専用カウンターに座り注文をする。
我々は、メキシコ風のブリトーと地中海風の軽食と決めた。ブリトーは、従来のように巻くタイプと、ブリトーを軽く揚げて皿代わりにしたオープン・ブリトーがあった。 量が多そうなオープンを選び、目の前にある中味から、メインをポークにして、ライス、豆、野菜、最後にアボガド、野菜、チーズなどのトッピングをかけてもらった(Build your own Burrito £5.99)。メインとなった豚は柔らかく煮込まれており、おいしい。サイドに選んだ黒豆は、ガーリンクが効いたなかなかいい味だ。皮のブリトーはあまり美味しいとは言えなかったが、中味と一緒に食べていてもよい。野菜と肉の量がバランスよく、ランチにはピッタリかな。
一方、連れが選んだ地中海風の軽食(Meze Platter £5.99)は、3種類を選べる盛り合わせ。ムサカと、パセリいっぱいのサラダ、ダブレと、なすをベースにしたムタバルを選んだ。ムサカと呼ばれていたものは、なすやチックピーが入ったラタトゥーユのようで、1つ1つは、それなりに美味しいのだが、全種類が冷たい。涼しくなったこの頃には、寒々しくて相応しくないランチだと、がっかりしていた。
ガサガサ、ワイワイと広い食堂といった感じが、ちょっと落ち着かなかったかな。

さて、お腹がいっぱいになったので、さっそく階下の売り場見学といこう。第一印象は、パリのデパ地下と言った感じで、広くてきれいなディスプレイと種類の豊富さでワワクワしてしまった。
グランドフロアー(1階)は、パン、ケーキ、野菜、テイクアウトの料理などが充実している。その上チーズ室もあり、量り売りをしてくれる。秋のせいか、キノコの種類がたくさんあり、季節感を意識しているのはさすがだ。地下は、食料品の他、化粧品、台所やバス用品、ベビー服までもある。卵は、1個づつ選べたり、シリアル、米、豆やジュースなども好きな量だけ買えるなど、無駄をなくしエコロジーを考えた販売方法が新しい。魚売り場では、切り身が多く、サバのフィレなどは、表と裏を交互に並べ、きれいなディスプレイをポイントにしている。鱈には、なんとレストラン「NOBU」の有名なメニューを彷彿される“ブラックコッド with 味噌”と書かれた切り身もあり、 流行をしっかりと取り入れているなーと感心してしまう。バルサミコやオリーブオイルのなんと種類の多いいことか。ついついいろいろ眺めてしまい、時間がいくらあってもたりない。

しかし、場所柄、駐車料金は、お買い上げ100ポンドを越えないと無料にならない。また、お会計は、1つの列で並び、空いたレジに向かって移動するので、混雑時にはちょっとイライラするかもしれないなー。でも、ケーキ売り場には、会計出来る小さなカウンターがあったので、少量ならそこでも支払えるかな?

買い物袋を持参すると5ペンス引いてくれるし、オーガニック商品も多く、ここは、身体と環境を意識したスーパー・マーケットであり、そのターゲットは、高所得者を対象にしていることは間違いないな。(か)

2007年10月取材

店舗情報
住所:The Barkers Building 63-97 Kensington High Street, London W8 5SE
TEL:TEL 0207 368 4500 FAX 0207 368 6177
WEB:http://www.wholefoodsmarket.com/stores/kensington
料理のタイプ:
価格の目安(1人) :
営業時間:
月~土 8:00-22:00
日 12:00-18:00