タパスが気軽に楽しめるレストラン

デヘサ(Dehesa) デヘサ(Dehesa) デヘサ(Dehesa)
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スパニッシュのタパス料理にイタリアンをミックスしたレストランSolt Yard (このコラムで紹介)の姉妹店ができ、 中々評判がよいと聞き訪れてみた。
場所は、オックスフォードサーカス、リバティーデパートの裏とロンドンの中心地にある。予約が出来ないと言われたので、早めの7時過ぎレストランに着いた。 月曜日なのにすでに80%の席が埋まっている。店内は35席と少ないが、月曜日にこれだけ席が埋まってるのは、料理に期待がもてるぞー。

カウンターと少人数のテーブルが多いが、地下にはプライベートルームがあるそうだ。
さっそく注文をした。やはり始めにでてきたのは、生ハムのSerrano Ham £7.75。オーダーがあってからスライスしているのだろう、フレッシュだ。適度の塩加減でワインもすすむ。そして、3種類選んだサラミ類(Charcuterie £8.50)は、どれもフレッシュ。 チョリソ(Chorizo Mango)は、 酸味がなくちょっとスパイシー。イベリコ豚のサラミ (Iberico Bellota )は、サラミでありながらソフトで味わい深い。そして、 イノシシのソーセージ (Wild Boar Sousage)は、胡椒の味がきき、小さいながらも口に広がる味が後引く、おすすめのソーセージ。

魚のタパスから、塩タラのコロッケ(Salt Cod Croquetas £4.00)とイカのグリル(Chargrilled Baby Squid £5.50)をオーダー。コロッケは、ちょっぴり塩気があるが、オレンジ色のソースにつけるとマイルドに仕上がりちょっと変わった嗜好だ。イカは、さっとグリルしているのだろう、とても柔らかく、そして香ばしい。色合わせも食欲を増すし、イカの下に敷かれたスパイシーなチックピーとの相性もいいなー。

肉は、ポークベリー(Confit Old Spot Park Berry £8.50)を選んだ。コンフィという油や塩などを使い肉を保存させてから豚肉を調理しているので、豚の臭みもなく、外側はカリカリ、中がソフトに仕上がり、そのコンビネーションがいい。ローズマリーがアクセントとなり、お勧めの一品。
そして、野菜からは、アーティチョーク(Baby Violet Artichokes £5.75)を選んだ。小さいアーティチョークは歯ごたえもいいが、上にかけられたミントのみじん切りがちょっとおもしろい味の仕上がりになっていて、なんだか和風仕上がりになっていた。

タパスは、お酒のつまみとしてオーダーするのだが、どうも我々は沢山頼みすぎたようで、お腹はすでにいっぱいだ。しかし、デザートは別腹と、イチジクのロースとアイス(Figs Roasted in Sherry £5.00)をオーダー。キャラメルソースとレモンアイスがポイントとなり、すっきりとしたデザートで、ペロリと平らげた。イチジクは、皮をむいて中味だけ食べるのが苦みもなくおいしい。
どうしてもスペインのチーズ、マンチェゴス(Three Manchegos £6.75)が食べたいと思ったが、3枚も食べられないなーと話していたら、カウンターにいたスタッフが「1枚でもいいよ。」いったので、うれしくて頼んだ。ハードタイプで、とても食べやすい味。1枚でも大満足。

スタッフはみんな感じがよいし、そして、フレンドリー。メニューで分からない事があれば、気軽に聞けるのもありがたい。美味しいワインと食事ができる気軽で便利なレストランで重宝しそうだ。(か)

2008年4月取材

店舗情報
住所:25 Ganton Street London W1F 9BP
TEL:020 7494 4170
WEB:www.dehesa.co.uk
料理のタイプ:
価格の目安(1人) :£40
営業時間:
月-金 12:00-15:00 17:00-23:00
土 12:00-23:00
日 12:00-22:00