国民年金

英国の基礎国民年金は「ベーシック・ステート・ペンション(Basic State Pension)」。毎月の給与から差し引かれる国民健康保険(National Insurance=NI)の一部が年金の積立金に充てられています。

基礎年金最高額は週£115.95(2015/16年度)となっており、受給開始年齢は男性が65歳、女性は現在63歳ですが、徐々に延び、2018年には65歳となる予定です。最高額を受給するためには30年間、NIを納めなければなりません(2016年4月より35年間に延長されます)。

上記の期間に達していない場合は、NIを支払った期間に応じて受給額が割り出されます。現在、1年でもNIを納めていれば国民年金を受け取れます が、2016年4月より、受給資格を得るには10年間のNI拠出が必要になります。

年金に関する情報は雇用・年金省の年金サービス専用ホームページ(www.gov.uk/state-pension/overview)を参照しましょう。

日英年金二重払い

英国での勤務が5年以内と見込まれる駐在員は所定の手続きをふむことにより、英国の社会保険料の支払いが免除されます。これは、日英社会保障協定によって定められています。同協定に関する情報は駐日英国大使館 (www.gov.uk/government/world/japan.ja)、日本年金機構(www.nenkin. go.jp)のホームページを参照してください。