英語を習う

ほとんどの英語学校は私立で、ケンブリッジ検定などの受験コース、日常会話、ビジネス英語などのクラスがあり、時間やレッスンのスタイルはいろいろです。

世界の共通語ともいえる英語は、さまざまな母国語を持つ人が学ぶだけに教授法も確立されており、生徒の母国語別の学習上の弱点などをよく理解している、経験豊かな英語教師も少なくありません。

ブリティッシュ・カウンシル認定の学校は、内容・設備など一定の水準を備えています。学校を決める前に、実際に訪れ、学校の雰囲気をチェックし、受付の人に不明な点はなんでも質問しましょう。

より実践的な英語

地方自治体運営のカレッジにも外国人対象の英語クラスが豊富。日常会 話、発音、ビジネスや受験コース、外国人の社会生活をサポートする目的の実践的な集中コースも多くあり、費用も手頃です。なお、必ずしも自分の居住地域の学校に行く必要はありません。

地元紙やインターネットを利用し、個人教師、語学交換の相手を見つけるなどの方法もあります。個人交渉の場合は、料金や目的、場所、資格など事前にはっきり了解し合うことが大切です。

大人のための学校

義務教育を終了した人のための学校は、一般にファーザー・エデュケーション(further education)やアダルト・スクール(adult school)と呼ばれます。

カレッジ

もっとも身近でバラエティーに富んだ選択肢があるのは、自治体運営のカレッジ。どこの自治体にもあり、居住区以外の学校でも入学できて費用も手頃。ただし、日本人の場合は外国人学生(overseas student)扱いとなるため、英国人の授業料より高いこともあります。コースの期間は1年、または学期単位。子供を預けられるカレッジもあります。

コースいろいろ

コースは、文学、アート、セラピスト養成、コンピューター、語学、料理、ワイン、クラフト、スポーツなど趣味から職業訓練、プロの資格取得、大学入学のためのファウンデーション・コースまで、多岐にわたっています。

興味があるものをまずは体験したい、ちょっと知りたいことがある、という人には最適。何年も同じコースをとり続けライフワークにしている人、資格取得を目指す人、各々が自分のペースで学んでいます。

学校の探し方

公立カレッジの情報は、年2回発行のフリーペーパー「Hotcourses」などから。アカデミックなものから、レジャー、アート、スポーツ、職業訓練まで、さまざまなコースが掲載されていますので、参考にするとよいでしょう。ウェブサイトwww.hotcourses.comもあり。

各カレッジには、学校案内、詳しいコース内容などを記載したパンフレット(prospectus)があります。学期前にはオープンデーという、見学・相談日を設けていますので、下見を気軽に。

私立の専門学校や個人的に開かれている教室、通信教育については、ブリティッシュ・カウンシルや、関連雑誌のクラシファイド・コーナーなどの広告から情報を集め、各学校に資料を請求しましょう。

ミュージアムなどで行われるレクチャーやワークショップの予定表、内容はパンフレットやウェブサイトでご確認を。

ホリデー型

ホリデーシーズンには、旅行とパックになった滞在型セミナーも国内外で開かれ、イタリアやスペイン、フランスでのクッキング・コース(料理、ワインなど)、リゾート地でのヒーリング・コース、アート・コース、カントリーサイドでのガーデニング・コースやスポーツ・コースが人気です。

日系

日系の各種教室、個人教室、随時開かれる歴史や文化講座なども少なくありません。日本語フリーペーパーやWebなどで情報収集を。