日系学校

英国内には、全日制日本人小・中学校、日系私立校(小中高)があり、日本と同様の教育課程を受けることができます。

ロンドン日本人学校は、全日制日本人小・中学校。日本の義務教育期間の生徒を受け入れ、教師は文部科学省から派遣されています。

日系私立校には、全寮制の英国立教学院(小5〜高3)と、寮か通学のどちらかを選べる帝京ロンドン学園高等部(高1〜高3)があります。

現地の公立校

ナーサリーと6th formは直接学校にコンタクトをして申込みますが、その他の学年で公立校に編入する場合には、まずは住居を構える地域のカウンシルの教育部門に行き必要書類をもらい、3つ希望校名を書いて提出します。教育部門では各学校の空き状況をチェックして、通学可能校をオファーしてきます。なお、お子様が渡英してからでないと申し込みはできませんのでご注意ください。

3つの編入希望校が定員オーバーの場合には、少し待たされますがどこか別の学校が割り当てられます。通常は、その学校に通いながら初めに希望した学校のウェイティングリストにのせてもらいます。なお、希望校に入れるとは限りませんが、編入時期は、新学期に限らずいつでも可能です。

公立の中学校(secondary school)でも、編入の際に試験を行うところがあります。

グラマースクール(grammar school)と呼ばれる公立中学校への入学を希望する場合には、日本での中学入試に近い厳しい入学試験に合格しなければなりません。

外国人の場合、英語の能力次第で実年齢より低学年に編入させられることがありますが、子供の様子を見て進級させてくれます。

英系私立校

英系私立校では、空きがあれば随時受け入れを行っています。編入の際は、通常英語や算数、数学のテストを課しますが、面接のみのところもあります。

英国での中学1年生に相当する学年(Year 7、日本では小6)に、入学を希望する場合には、一般生同様の入学試験を受けなくてはならないところがほとんどです。ただし、入学試験では受け入れられなくても途中で欠員が出た場合に受け入れてくれる学校もあります。

アメリカンスクール、インターナショナルスクール

アメリカンスクールまたはインターナショナルスクールには、英語の補習授業体制が整っているところが多く、英語圏にはじめて来た子供でも比較的早く学校に溶け込むことができます。なお、アメリカンスクールやインターナショナルスクールへの入学を希望する生徒は多いため、ウェイティングリストに載ってから入学まで半年以上かかる場合もあります。

アメリカンスクールには、SAT(Scholastic Assessment Test)、AP(Advance Placement Program)の他、インターナショナルバカロレアを採用している学校があります。インターナショナルスクールでは、インターナショナルバカロレアの教育方針に基づいた教育を行っています。

情報入手

学校に直接連絡をし、学校訪問をすることが大切ですが、事前に日本人による専門家のアドバイスを受けるとよいでしょう。