家族向け住宅

借りる家のタイプによって探し方は変わってきます。家族向け住まいを探すなら、不動産会社(lettings agent)を通すのがよいでしょう。

学生・一人暮らし

ワンルーム、フラット(アパート)シェアならば、ウェブサイトが便利。特に日本人向けサイトMixB(www.mixb.net)は情報が豊富。また、日系エージェントには、フラットシェアやベッドシットを専門に取り扱っている会社もあります。

不動産会社

不動産会社を利用する場合、まず住みたいエリアを絞り、その地域を扱う不動産会社に連絡。希望条件によって、賃貸物件リスト(letting list)を出してくれます。信頼できる家主や不動産会社を見極めるのは、部屋を借りる際の大きなポイント。

日系不動産会社は、日本人向けのエリア・物件を多く扱っており、契約などのサポート面からも心強いでしょう。

提示事項

家探しの際は、家のタイプ(フラット、一軒家など)、広さ(部屋数)、駐車場の有無、居住期間、家賃の希望金額や支払い方法(個人、法人)、入居希望時期などを伝えます。

興味のある物件情報を得たら、アポイントをとって必ず下見を。好物件は競争も激しいので、迅速にオファーを出すことが大事です。

家具付き/家具なし

賃貸物件には、家具付き(ファーニッシュドfurnished)と、家具なし(アンファーニッシュドunfurnished)の2種類があります。前者は、クローゼット、ベッド、ソファー、電化製品や食器などが付いていて、すぐに生活をはじめられる部屋。後者は部屋のみで、通常カーテンなどもありません。しかし家主によって条件は様々なので、事前によく確認すること。

入居の際

インベントリーチェック(inventory check)とは、専門家立ち会いのもと、入居時に住居、備品(お皿1枚まで)や家具、庭の状態を、テナントと家主の間で確認すること。退去時にも行われ、備品が壊れている場合などは弁償金が発生するので注意。不要品は引き取ってもらえるか相談しましょう。なお、インベントリーの費用は家主とテナントが半分ずつ支払います。

契約書は、完全に理解・納得できるまでチェックし、大切に保管しておくとよいでしょう。

通常の使用でヒーターなどが故障した場合は、家主側が修理費用を支払ってくれる場合が多いので、まずは家主に連絡します。管理人がいる場合は対応してくれることもあるので、緊急を要し、家主と連絡が取れない場合に備えて、管理人の連絡先は控えておいた方がよいでしょう。

リファレンス

契約時、勤務先や銀行、そして前家主からのリファレンス(推薦状。初契約時は会社の保証など)が必要な場合があります。英国内で引越す際には退去時に家主からのリファレンスを書いてもらっておくとよいでしょう。

退去時

退去時には、カーテン、カーペットなどの業者によるクリーニングを要求される場合もあります。契約内容を確認しましょう。

入居時と同じ状態が理想。インベントリーチェックを受けます。