年も明け後半戦に突入したプレミアリーグ。世界最高峰とも言われるこのフットボールリーグであるが、このコロナ禍の中でも各地で熱戦が繰り広げられ、無観客にも関わらず異様な盛り上がりを見せている。

44ポイントと一人飛び出したマンチェスター・シティは置いておくとして、2位のマンチェスター・ユナイテッド41ポイントから10位アーセナルまでの差はわずか10ポイント。この間に9チームがひしめき合い、いつひっくり返ってもおかしくない大激戦なのだ。

激戦の理由はそれだけではない。これらの上位クラブが、降格争い真っ只中の弱小クラブにあっけなく敗退するというジャイアントキリングも続出しており、世界最高峰のリーグは世界一の混迷を極めている。

アーセナル、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーといった4つの強豪がしのぎを削り「ビッグ4時代」と呼ばれた2000年代初頭。しかし2000年代後半、オイルマネーにより一気に頭角を現したマン・シティ、そして謎にトッテナムも加わり「ビッグ6時代」が到来。そんな中、岡崎慎司が所属していた伏兵レスター・シティが奇跡の優勝を果たすなど、ここ最近のプレミアは激化の一途をたどっている。

欧州には「プレミアリーグ」以外のフットボールリーグが各国に存在する。スペインのラ・リーガ(リーガ・エスパニョーラ)をはじめ、イタリアのセリアA、ドイツのブンデスリーガなど錚々たるリーグだ。

しかしそのようなリーグでは、ほぼほぼ優勝候補が決まっていたり、2つの強豪クラブによる二強体制だったりするのが現状で、セリエAのような例外もあるが、レスター・シティのようなぽっと出の中堅どころが優勝するなんてことは、なかなかお目にかかれない。

スペインのラ・リーガなどは、13-14を除きほぼ全てがレアル・マドリードとバルセロナがタイトルを分け合っており、それ以外のクラブサポはなかなか感情移入が難しいリーグとなっている。

しかし一方、プレミアリーグは…

今季に限ってはもはや「ビッグ10」どころか、12位までCL、EL圏内の5位入賞にワンチャンありそうな「ビッグ12」と言っても過言ではない状況なのだ。

プレーの質、激しさ、選手層、監督など全てがトップレベルのプレミアリーグであるが、「シーズン最後の最後までヒリヒリ出来るリーグ」という意味でも、プレミアは世界最高峰なのである。

とにもかくにも、今季も最後まで目が離せない。

ただもうひとつ付け加えるとするならば、”スタジアムの罵声怒声歓声”含めてが最高峰のプレミアリーグ。

1日も早くサポーターがスタジアムに帰る事が出来る日を願うばかりだ。