Vol.125
「食料置き場」という名のモダンヨーロッパ料理レストラン
「The Larder(ラーダー)」


レストランの外観


お勧めのスターター蟹とアボガド

シーザーサラダ

サーモンステーキ

上品なフィッシュ&チップス

ウサギのようなチーズケーキ

  肉の市場があるロンドンのシティー近くのファーリントン(Farringdon) は、多くの話題のレストランがあり、昼間はオフィス街として、夜になるとバーに集まる若者たちで活気溢れる街となる。
  訪れたレストランは、2ヶ月前にオープンした朝から夜迄食事のできるレストラン「The Larder」で、「食料置き場」という意味の通り、店内は飾りっけがなく簡素で広々としている。英国&モダンヨーロピアンの料理、パンやケーキも自家製ときている。うーん。愉しみだな。さあ、さっそく注文しよう。

  スターターには、デボンの蟹とアボガド(£8)、シーザーサラダ(£6.90)を注文。
  ディプ状にされたアボガドとほぐした蟹との相性がよく、カリカリにトーストされたパンの上に載せて食べるおすすめのスターター。サラダは、フレッシュなアンチョビがはいり大きめのポーションのサラダで、これもまずまずの品。
  メインには、サーモンステーキ(£14.50)と英国定番のフィッシュ&チップス(£11.90)をオーダー。サーモンを注文したときに「ミディアムレアでいいですか?」と聞かれた。魚を注文して焼き具合を聞かれたのは始めてだ。聞くと肉と同じように焼き具合を確認しているそうだ。サーモンは、ミディアムレアででてきたが、個人的にはもう少し火が通っているのが好みかな。
  フィッシュ&チップスは、サーフェースが滑らかで味も上品な仕上がり。たっぷりのフレッシュタルタルソースとマッシュピーが付け合わせにつき、ボリュームたっぷり。スターターとメインとも気の効いた家庭料理の仕上がり感で好感がもてる。

  デザートは、バニラのチーズケーキ(£4.50)を頼んだ。ウサギを思わせる姿で愛らしいケーキ。チーズケーキは固くなく、バニラがほどよく効いた固めのムースという感じ。自家製パンとケーキが自慢のようだが、味に感動がなかったのは残念だ。

  ともかく店内で禁煙になってから、どこのレストランでも快適に食事がきれるのはうれしい。このレストランは、広々としているので、のんびりと気楽に食事ができるのがいい。テイクアウトも可能。簡素なバーも併設されている。(か)

2007年7月取材
The Larder
91-93 St John St., London EC1M 4NU
TEL 020-7608 1558
料理のタイプ: 英国&モダンヨーロピアン
予算目安
(1人):
£30
バックナンバー
あなたのお気に入りの、または行ってみたいレストラン、お店などを教えてください。
e-mail:lib@jp-pub.com まで。
I Home I Contact us I