Vol.135
〈レシピ編〉


イチジクのフォカッチャ
Oven dried fig focaccia with
blue cheese
and caramelised onions






日本でもおなじみのイチジク、穫れたてを生で食べるのもなかなかですが、火を通す美味しいレシピもたくさんあります。今回は、オーブンドライしたイチジクを使ってフォカッチャを作りました。甘味が凝縮されたイチジク、じっくり炒めた赤タマネギ、ブルーチーズ、そしてクルミの相性がぴったりです。今回は強力粉の代わりに、ピッツァやパスタ作りに使われる「00粉」を使っています。強力粉よりもふっくらとした仕上がりになります。粉と水の量は、湿度や粉の種類などによっても違ってきますので加減してください。



  ブラックベリーとピスタチオのフランジパンタルト

フォカッチャ生地

00粉(00 Tipo flour) 300g
ドライイースト 5g
ぬるま湯 150ml
エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1(約15ml)
ローズマリー 大さじ1
塩(できればシーソルト)5g

トッピング

赤タマネギ 大1個半
砂糖 小さじ1
オレンジの皮のすりおろし 小さじ1/2
クルミ 20g
イチジク 5-6個
ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラなど) 30g

1 イチジクをオーブンドライします。オーブンを110-120℃程度の低温に温めておきます。ベーキングシートの上に縦半分に切ったイチジクを皮を下にして重ならないように乗せ、オーブンで1時間半ほどローストします(できあがりは見た目ドライですが、触れてみるとまだ柔らかいという程度です)

2 大きめのボウルに、00粉50gとイーストを入れ、50mlのぬるま湯を加えて混ぜ合わせます。常温で30分ほど休ませます。

3 2のボウルに残りの粉とぬるま湯、オリーブオイル、ローズマリー、塩を加えて混ぜ、全体がまとまったら、打ち粉をした台の上で生地に弾力とつやが出るまでこねます(7-8分)

4 薄くオリーブオイルをひいたボウルに丸くまとめた生地を入れ、布巾などをかぶせ、1時間半ほど(もしくは生地が2倍程度に膨らむまで)発酵させます。

5 生地を発酵させている間にトッピングを準備します。フライパンにオリーブオイル少々(分量外)をひき、縦薄切りにしたタマネギ、砂糖を加え、弱火で飴色になるまでじっくり炒めます(15-20分程度)オレンジの皮のすりおろしを加え、塩、胡椒で味を整えておきます。

6 オーブンを200℃に温めはじめます。発酵した生地を打ち粉をした台の上に取り出し、7-8mm程度の厚さに伸ばします(今回は長方形で作ってあります)生地の上に5のタマネギ、1のイチジク、粗みじんにしたクルミ、ブルーチーズを散らし、トッピングを上から少し埋め込むように生地になじませます。オーブンで15分程度焼き、できあがりです。

及川けい子
2年ほど前より料理ブログ(英語)を始める。 料理以上に写真に興味を持つようになり、最近はフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。
Suffolk州のBury St Edmunds在住。
筆者サイト: www.nordljus.co.uk/en/
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