Vol.175
懐にうれしいタパス&ワインバー
「El Parador (エル・パラドー) 」


レストラン外観


レストラン内装

定番のカラマリ

スパイシーなチョリソ

しっかりグリルのイワシ丸焼き

そら豆のディップのハバス

ダイナミックなタコの足グリル

コリコリのアーティチョーク

夏の風物詩サングリア

素朴な味のアーモンドタルト

  えっ?こんな所にスパニッシュ・レストラン?とロンドンの北、カムデンタウンの隣駅のMornington Crescent 駅側 にある「 El Parador 」に立ち寄ってみた。
  ここは、20年前から開業しており、ローカルな人々に人気があるようだ。我々が着いた7時には、テーブルは、ほぼいっぱいになっていた。
ここは、 小さな料理タパスとワインレストラン。
さっそく注文しよう。やはりどうしても定番のタパスが食べたくなるな。イカの天ぷらカラマリ(CALAMARES a la ROMANA £6.00)。これは、レモンを搾ってパクッと食べると、 外側のカリカリの食感とは対照的に中は、ソフトでイカのジューシーな味がでてくるというコントラストがいいのだが、この店のカラマリは、カリカリ感が足りなかったのはちょっと残念だ。
  スパイシーなチョリソ(ROSARIO CHORIZO con PIMIENTOS £5.20)は、少々辛くてソルティーだ。イワシの丸焼き(SARDINAS a la PLANCHA £5.00) は、しっかりとグリルされており、レモンよりも醤油が欲しくなる。
  パンが付いているディップのハバス( PURE de HABAS £4.00)は、そら豆にローズマリーなどのハーブとミックスされたタイプ。ついついパンと合うので食べ過ぎてしまい、後でお腹がふくれないような配慮が必要だろう。
  さすがスパニッシュ、他ではなかなか見られないタコ料理(PULPO a la PARRILLA £6.60)がある。 ダイナミックにドーンとタコ足3本をグリルした単純な料理だが、うーん、柔からくて美味しい。
  野菜の料理として、グリルされたアーティチョーク(ALCACHOFAS al ARGELINO £5.80) は、ちょっとスパイシー。カリカリ、コリコリのアーティチョークが美味で、他の野菜とも相性がいい一品。
  暑い夜には、たっぷりのジャーに入ったアルコールをジュースで割ったサングリア(SANGRIA by the jug £11.80) はお勧めかな。

  デザートタイムには、お腹がいっぱいだったが、アーモンドタルト(TARTA de SANTIAGO £4.20)をオーダーしまった。しかし、薄い仕上がりのタルトは、甘さ控えめが丁度良く、アーモンドのツブツブが美味しさをさらに誘う素朴でおいしいケーキ。フレッシュ・クリームがついてペロリと食べてしまった。やはりデザートは別腹のようだ。

  テーブルは、地下とグランドフロアーにあるのだが、比較的小さい店なので早めに出掛けるのがよい。2人では予約はできないが、4人以上で訪れるのなら予約をお勧めする。スタッフはフレンドリーで、居心地はいい。
この店は、料理の値段が7.50ポンド以下というのがとても懐にうれしい。さらにランチは、3つの料理が2つの料金になるという。さらにうれしいオッファーもある。

  メニューの内容は多少違うが、姉妹店がキルバーン近くにもあるのでお近くにお住まいの人は試してみて。(か)

 

2008年7月取材
El Parador
245 Eversholt Street, London NW1 1BA

TEL 020 7387 2789
WEB: http://www.elparadorlondon.com
営業時間: 月-金
月-木
金-土

12:00-15:00
18:00-23:00
18:00-23:30
18:30-21:30
料理のタイプ: スパニッシュ
価格の目安:
(1人)
£28
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