ロンドン・シティに、クレジット・クランチメニューと称して、ランチ3コースを£15.50で楽しめるフレンチレストランがあると聞きつけ、「Bonds（ボンズ）」を訪れてみた。場所は、地下鉄Bank駅から徒歩5分程の場所にある。

店内に入ると手前にバーがあり、奥がレストランになっている。レストランは天井が高く、広々と感じる。真っ白なテーブルクロスに革張りの茶色い椅子が並び、照明も抑えてあって、落ち着いた雰囲気だ。

迷わず£15.50のランチ3コースを注文。前菜に「テリーヌ（Old fashioned Country House Terrine）」、メインに「サーモン（Butter Roasted Salmon）」、デザートは「Floating island」を選んだ。このコース内容は日によって替わるようだ。

注文後すぐに前菜のテリーヌが運ばれてきた。カリカリにトーストされたパンとアプリコットのチャツネも添えてある。数種の魚を合わせたテリーヌは、塩加減が最適で、上品な口当たり。キレイなグリ−ンのピスタチオが入っているのもポイントだ。チャツネはとても甘く、口直しにぴったり。

メインのサーモンには、レタスにプチトマト、スイートポテトのピューレ付き。サーモンはキレイなピンク色に少しだけ焦げ目が付いていて、この上無く美しくグリルされている。食べてみると表面はカリカリ、中はミディアムレアーだ！　柔らかくとろけるような味わいのサーモンを十分満喫できた。また、熱々のプチトマトは甘くて新鮮、レタスは芯まで柔らかいのが嬉しい。そしてスイートポテトのピューレは、とっても甘くてなめらかな舌触り。デザートとしても楽しめる味だ。これをスポンジケーキにのせたら、立派なデザートになるだろう。

「Floating island」は、ラズベリーがたっぷり入ったバニラのクリームソースに、大きなマシュマロが浮かんでいるユニークなデザート。甘いバニラクリームやマシュマロに、酸っぱいラズベリーがよく合う。こちらも最後まで美味しく頂いた。