Vol.246
人気シェフの料理をリーズナブルに提供
「ジェイミーズ・イタリアン (Jamie's Italian)」


外観


迫力のスターター「Meat Antipasti Plank」


質の高い「ラビオリ」


ちょっと残念だった「ミートボールパスタ」


リフレッシュできる「パンナコッタ」


定番の「ティラミス」

   TVシェフ、ジェイミー・オリバーがオーナーである本格イタリアンレストラン「Jamie's Italian」を訪れた。予約を受け付けないため、土曜日午後7時の時点で1時間半待ちという人気店だ。場所はCanary Wharfのビル街にあり、少し入り組んでいるが、至る所にあるマップで確認できるので安心である。

店全体はジェイミーらしいカジュアルな内装で、トレンディーだが、テーブル同士が近く少々騒がしく感じた。まずは、「肉の盛り合わせ(一人£6.65)」を前菜としてオーダー。店員が未開封のトマト缶を二つ持ってきたので何事かと思えば、前菜の盛られたボードをその上置くとのこと。内容は、サラミ等のCured Meat、チーズ、ピクルス、サラダとなっている。ハードチーズは薄いせんべいのような物の上に乗せられ、ぴりっと辛みの効いたソースがクリーミーなチーズと良く合っている。フレッシュなモッツァレラチーズとトマトのサルサの組み合わせは定番どおり、さっぱりして美味しい。肉は、サラミ、チョリソ、パルマハム(イタリア生ハム)、フェンネルサラミが贅沢なまでにたっぷりと盛られており、その一つ一つが本格派といった味わい。ただし、この前菜はパン等がついてこないため、少々塩気がくどく感じ、追加でパンの盛り合わせをオーダーした。

メインコースは、「バッファローリコッタのラビオリ(£10.25)」と「イタリアンミートボールパスタ(£10.75)」を注文。ラビオリは茹で加減といい、ソースといい、今まで食べたパスタの中でも最高点だった。濃厚な味にも関わらずさっぱりとした印象のリコッタチーズと、ハーブの効いたレモンソースがパーフェクトにマッチしている。これは、もう一皿出されても平らげることが出来そうだ。代わって、ミートボールのパスタは、メインであるミートボールはしっかりとした味付けで問題ないが、ソース、パスタともにまあまあといったところ。ソースが薄味で少ないためか、全体的にドライな印象を受けた。

デザートには、「パンナコッタ(£4.95)」「ティラミス(£4.95)」とイタリアンレストラン2大定番をチョイスした。パンナコッタはバニラの風味が濃く、こってりで滑らかな食感、サマーベリーのソースが主役を引き立てつつも、しっかりと主張し、バランスよく仕上がっている。ティラミスは、これといって最高!というわけではないが、軽やかな口当たりが食後には嬉しい。

有名シェフのレストランで、これだけの質の料理を3コース食べ、良質の赤ワインBarbera(ボトル£24)を飲んで、一人£40以下というのは嬉しい。ただし、週末は待ち時間も考慮して、どこか時間を潰せる場所を探しておかないといけないのが難点。スタッフの話では、平日は比較的待ち時間も短く、最高でも15〜20分で席に着けると言う話なので、次回は平日に訪れてみたい。
(ゆき)

2010年8月取材
Jamie's Italian, Canary Wharf
Unit 17, 2 Churchill Place,
Canary Wharf, London E14 5RB
TEL: 020 3002 5252
FAX: 020 3283 0258
WEB: www.jamieoliver.com/italian/canary-wharf
営業時間: 月〜金


11:30 - 23:00
12:00 - 23:00
12:00 - 22:30
料理のタイプ: イタリアン
価格の目安
(1人) :
£30〜
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