一見、インドレストランとは思えない現代的な店構えの「Scarlet Dot」。バーも併設されているので、夜は屋根のついた野外でカクテルを飲む人で溢れていた。さすが、食べるよりも飲むのが好きな英国人だ。

  さあ、こちらはさっそく店内に入り、メニューを見る。あるあるロブスター のカレー。しかし、なんと19.95ポンドもする。高いなー。エビとオクラのカレーらしきサイドもつくようだ。えーい、3人だ。他の料理を控えて頼むことにした（Lagosta Zig Zig £19.95)。スターターに頼んだクラブケーキ（Crab Cakes £7.50)は、カレー味の強さに押され蟹味が前面に出ていなくて今ひとつ。サラダ（House Salad £5.50)は、ダイナミックに切り盛りつけられたシンプルなもの。

  出て来たカレーには、ロブスターが1匹ドーンと載り、さすがにインパクトがあり驚く。お味は、ロブスターの味が生かされていなかったのはちょっと残念。でも、サイドについてきたココナッツたっぷりのエビのカレーは、なかなかイケる。そして、もう一つのオクラのカレー煮込みもなかなかおいしい。この3品があるので、ポーションとしてはかなり大きく、1人で食べるのは絶対無理だ。 我々は、この他オーダーした野菜カレー (Subz Kandahari £5.95)で充分だった。ちょっと甘いナン、パシワリ( Pashwari Naan £2.95 )はゴマ付きでおいしくお薦めだ。

  お腹がいっぱいの我々は、マンゴアイス（Kulfi £4.50)をデザートとして1つ頼んだ。インド料理にかかせないスパイス、カーダモンが効いたアイスは、さっぱりしてお口直しにはピッタリ。 そこへマネジャーがやってきて、話し込み、なんと別のデザートを無料でサービスしてくれた。見た目はまるで“おはぎ”の このデザート（Gulab Jamun £3.95)は暖かく、お祭りや祝事の時に食べるそうだ。ともかく甘い。カレーのあとのコントラストがとしていいのかもしれないが、インドのお菓子はどれもかなりの甘口めだな。

  朝食、ランチ、そして、仕事帰りに、インドのつまみで軽く1杯飲んだり、カレーを食べたり気軽に行ける店。